埼玉りそな銀行の相続手続きの流れと必要書類を徹底解説

公開日:2023年12月8日

埼玉りそな銀行

この記事では埼玉りそな銀行で相続手続きを進めるために必要な書類や、申請フローなどを紹介していきます。必要書類に不備があったり、記載方法に誤りがあると何度も窓口へ問い合わせをすることになってしまいます。スムーズな手続きにするためにも、当記事をお役立ていただければ幸いです。

【埼玉りそな銀行】相続手続きの流れと必要書類

相続手続きにおける基本的な流れは以下に沿って紹介します。気になる点が出たら最寄りの、埼玉りそな銀行各店舗へお問い合わせください。

【step1】口座名義人が死亡したことを役所へ連絡

【step2】埼玉りそな銀行で相続手続きの申し込み

【step3】必要書類を準備して提出

【step4】払戻金の受け取り

step1-口座名義人が死亡したことを役所へ連絡

まず死亡届をお住まいの役所へ提出しましょう。原則として、被相続人が亡くなったと判明した7日以内(国外で死去した場合は、3か月以内)に済ませるようにしましょう。

step2-埼玉りそな銀行で相続手続きの申し込み

役所での対応を終えたら、埼玉りそな銀行での手続きへと移ります。受付は店舗窓口で行ってますが、Webからの来店予約も可能です。

店舗窓口

平日/9:00~17:00(一部店舗では異なる場合あり)

Web申し込み

常時受付

step3-必要書類を準備して提出

必要書類は遺言書の有無や手続きを行う人によって異なりますが、まずはどのケースにおいても共通して揃えておくべき書類と、代表的なケースで必要な書類を紹介します。

必須の書類

  • 埼玉りそな銀行所定の書類
  • 亡くなった方の通帳や証書、貸金庫取引の鍵など(利用カード)

ここからは各ケースに応じた基本的な必要書類となります。なお、相続内容によっては追加書類が発生する可能性があるので、詳しくは窓口へ相談してみてください。また、戸籍謄本や印鑑証明書などの書類は基本的に原本が求められます。原本返却を希望される際も同様に、窓口へ伝える必要があることを覚えておきましょう。

遺言、遺産分割協議がない場合

  • 亡くなった方の除籍謄本、戸籍謄本(または全部事項証明書)※1※2
  • 相続人全員の戸籍謄本(または全部事項証明書)※3
  • 相続人全員の印鑑登録証明書(発行後6か月以内)

    遺産分割協議がある場合

    • 遺産分割協議書(法定相続人全員の署名・捺印があり記載内容が完備したもの)
    • 亡くなった方の戸籍謄本(または全部事項証明書)※1※2
    • 相続人全員の戸籍謄本(または全部事項証明書)※1※3
    • 相続人全員の印鑑登録証明書(発行後6か月以内)

    遺言がある場合

    • 自筆証書遺言、または公正証書遺言※4※5

      ※1本籍地を変更した、結婚や養子縁組のために別戸籍に編入した、法律による戸籍簿の改製などがあった場合は、「戸籍簿」が切り替わるため前後の戸籍謄本が必要。
      ※2相続人が兄弟姉妹の場合は、亡くなった方の両親の出生から死亡まですべての戸籍謄本が必要。
      ※3亡くなった方と同一の戸籍、もしくは戸籍から結婚などで除籍したが、現在の姓が亡くなった方の戸籍から確認できる場合は不要。
      ※4自筆証書遺言の場合は検認調書、もしくは検認証明書が必要(遺言書情報証明書の場合、検認は不要)また、遺言書保管制度を利用している場合は、遺言書情報証明書が必要。

      step4-払戻金の受け取り

      すべての手続きが終わると順次払い戻しとなります。なお、預金の払戻金を窓口で受ける場合は、実印が必須なので忘れずに準備しましょう。

      【埼玉りそな銀行】相続手続きの注意点

      口座凍結前に預金を引き出すこと

      葬儀費用など相続人が全員容認できるケースを除き、亡くなった方の口座から自身の都合のみで引き落としを行った場合は相続を単純承認したことになります。また、相続人同士での揉め事へ発展する可能性があるので、みだりに行わないことを推奨します。

      口座凍結後の仮払い

      口座凍結後、遺産分割協議の長期化などで預金の払い戻しが滞っている場合は、相続預金の払い戻し制度を活用しましょう。申し立ては埼玉りそな銀行窓口と家庭裁判所の2つから選べます。必要に応じて覚えておくと良いでしょう。

      • 銀行窓口:裁判所の手続きは不要。仮払いの理由も求められないが引き落としの上限額がある。
      • 家庭裁判所:引き落としの上限はないが、家庭裁判所に遺産分割調停と仮払いの申し立て、その理由も求められる。

      参照:遺産分割前の相続預金の払戻し制度のご案内|一般社団法人 全国銀行協会

      まとめ

      もし本記事を見て不明点が出た場合は、専門家にアドバイスを受けてみるのもよいでしょう。無料相談で窓口を開設している事務所も多数あるので、ぜひ積極的に活用してみてください。

      本記事によって、埼玉りそな銀行における相続手続きが円滑に進むことができれば幸いです。大切な方の遺産と遺志を適切に管理し、故人の想いを残していきましょう。

      著者紹介

      相続プラス編集部

      相続に関するあらゆる情報を分かりやすくお届けするポータルサイト「相続プラス」の編集部です。相続の基礎知識を身につけた相続診断士が監修をしております。相続に悩むみなさまの不安を少しでも取り除き、明るい未来を描いていただけるように、本サイトを通じて情報配信を行っております。

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      本記事の内容は、記事執筆日(2023年12月8日)時点の法令・制度等をもとに作成しております。最新の法令等につきましては、専門家へご確認をお願いいたします。万が一記事により損害が発生することがあっても、弊社は一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。

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