はじめに
「介護をしてくれた○○に遺産を全て譲る」など、遺言書の内容で「遺産を貰えない立場」だとしたら、あなたは納得できますか?
被相続人が遺言書を残している場合、遺言書の内容が最優先ですが、法定相続人には財産を相続する権利があります。遺言書の内容が遺留分を侵害している場合には、侵害した人へ遺留分の取り戻しを請求できます。
この記事では、遺留分と相続範囲にまつわる漫画や関連の記事を紹介します。
父が亡くなった時にお世話になった人に遺言書を託したと言葉を残し亡くなった母・裕子。
その遺言書を検認したところ「財産の全てを長男に譲る」との言葉が…。両親と同居や介護を一手に引き受けていた長男は当然納得だが、長女・次女次男の妻
納得できない沙織と由香は専門家に問い合わせてみると…
相続範囲や順位、遺留分について知っておきたい注意点や、贈与と譲渡の違いなど相続にまつわる不安を解消する記事をご紹介します。
相続人が最低限もらえる財産「遺留分」
遺言書に「血縁のまったくない関係者に遺産をすべて相続させる」と記載があった場合、配偶者や子どもはその遺言通りに従わなければいけないのでしょうか?実は、相続する財産には「遺留分」という制度があり、必ずしも遺言書通りになるわけではありません。
一定の範囲内にある法定相続人は、遺産を最低限受け取る権利を持っていますが、遺留分には様々な注意点があることも忘れてはいけません。
遺産を相続できる親族の範囲や順位は?
民法で定められた遺産相続できる人のことを法定相続人といいます。それでは、親族の誰かが亡くなったときに、法定相続人になれる親族はどこまでの範囲か分かりますか?
「法定相続人」の基本知識を図・表を用いてわかりやすく解説します。将来の相続に備えて、法定相続人の基礎知識をしっかり理解しておきましょう。
代襲相続人とは?
代襲相続とは、相続が開始される前に相続人となる予定の人が相続権を喪失したときに、その子どもが同一順位で相続することです。代襲相続は認められた理由でしか適用できません。たとえば、相続人が相続放棄をした場合、その子どもは代襲相続人と認められないのです。
代襲相続が認められるパターンと相続割合について、わかりやすく紹介します。
「贈与」と「譲渡」で迷ったら…
「生前贈与と相続だと税金が安くなるのはどっち」と悩んだことはありませんか? 終活などを考える際に、大切な子どもや孫、妻や夫などの配偶者のために、少しでも税金を安く抑えて、自分の財産を継承させたいと思う方も多いはずです。
そこでこちらの記事では、生前贈与の基本から、「生前贈与と遺産相続」を税率面で比較、さらに節税対策につながる生前贈与のパターンを分かりやすく解説していきます。
孫に相続したい…相続税対策と控除
自分がなくなった後、財産を相続した家族に重くのしかかるのが「相続税」です。相続する財産によっては高額な相続税が課せられるため、残された家族の大きな負担となることがあります。相続税の負担を減らすためには、生前中から相続税対策をしておくことが重要です。
この記事では、相続税の基本と代表的な相続税対策について分かりやすく解説していきます。
おわり
家族仲が良く相続争いとは無縁と思っていても、トラブルのきっかけが被相続人の遺言書だった…なんてことは少なくありません。故人の意向を尊重したい気持ちと同じくらい「 財産を相続する権利」は大切ですので、いざという時のために相続に関する知識を少しでも知っておくことが重要です。
相続プラスでは上記の解説以外にも相続にまつわる記事を掲載しているので、相続の基本的な知識を身につけて、来る日に備えておきましょう。