「サッカーの王様」ペレ氏の遺産相続に進展。相続人に継娘も対象へ

公開日:2023年7月21日

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2022年の11月に逝去した「サッカーの王様」ペレ氏の遺産相続人に継娘も加わることを、6人の息子達が同意したようです。気になる遺産総額と故人の輝かしい経歴も合わせてご紹介します。

サッカー界の「王様」と親しまれているペレ氏(本名:エドソン・アランテス・ド・ナシメント)は1940年にブラジルで生まれました。1958年のスウェーデンワールドカップで初代表となり、4試合で6ゴールを記録。ブラジルの初優勝に大きく貢献しました。
このとき身に着けていた背番号「10」はその後、エースナンバーとしての意味が込められるようになり、今日に至る数々のスター選手が背負うようになります。

2021年頃に腸の腫瘍摘出手術を受けて以降、体調が優れない状態が続き、大腸がんの進行による多機能不全により死去しました。享年82歳。

そんなペレ氏の遺産は推定7,800万レアルとされ、日本円に換算すると約22億円となります。本記事の執筆時点では故人の遺言書に則り、まず青木マルシア未亡人が全体の3割に割り当てられ、残る6割をペレ氏が認知している6人の息子達と今回の継娘の計7人で分割される事となるようです。

サッカーという、いちスポーツを世界レベルで大きくしたペレ氏ですが、現在の世界トッププレイヤーの年収と比較すると、遺産額としては低い印象を受けるかもしれません。
しかし今日の選手達が獲得できる金額が跳ね上がった土台には、ペレ氏の礎があってこそを忘れてはならないでしょう。
お金だけでない故人の「想い」や「意思」も、残った私たちがしっかりと引き継いでいかないといけませんね。

参照:ブラジル紙「エスタード・デ・サンパウロ」

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