不動産の相続にワンストップで対応する地域密着の司法書士事務所
東京都の荒川区で地域密着の相続サービスを提供されている、日本リーガル司法書士事務所の計良宏之司法書士。司法書士に加えて宅地建物取引士の資格を保有されており、事務所には不動産会社出身のスタッフも所属されていることから、不動産の相続に関するあらゆる手続きにワンストップで対応していることが特徴です。優しく・親しみやすく・相談しやすい事務所であることを大切にされている計良先生に、不動産の相続へのこだわりや、地域密着のサービスにかける想いについてお話しいただきました。
地域密着のサービスを提供する不動産相続の専門家
まずは相談にいらっしゃるお客様について教えてください。どのような方々が相談にいらっしゃっていますか？
荒川区で相続の手続きをお願いできる専門家をインターネットで検索されて、当事務所のことを知っていただいてご相談にいらっしゃる方が多いですね。当事務所は地域に根差したタイプの司法書士事務所ですので、その点に期待してご相談いただいている方が多い印象です。
ご相談の内容としては、相続の話し合いに困っているであったり、難しい手続きが必要になって自分でやるには不安があるであったり、どちらかというと複雑な事情があるご相談が多いように思います。そうしたご相談を丁寧にお伺いして解決策をご説明し、お客様に安心して手続きをお任せいただけるように、ということを心がけています。
事務所を構えられている荒川区ならではのご相談として、「こういう手続きの依頼が多い」というものはあるのでしょうか？
マンションの相続が多いのは、このエリアならではの特徴かもしれないですね。それも敷地面積が広くて、資産価値の高いマンションの相続が多い。あとは、「不動産を相続するけれど、その不動産には住まないので、不動産の処分まで含めて相談したい」というご依頼も増えてきています。荒川区にご実家があるけれど、お子様たちは離れたところに住まれていて、相続が発生すると実家が空き家になってしまう、というケースです。
そのような実家が空き家になってしまうご相談をいただいた際に、どのような対応を心がけていらっしゃいますか？
選択肢を提示してご意向をお伺いする、ということを意識しています。相続した不動産に住まない場合、その不動産を売却されたいのか、あるいは持ち続けたいのか。持ち続ける場合は、どのような活用方法が考えられるのか。お客様ご自身ですべての可能性を検討できるわけではないので、こちらから考えられる選択肢をご説明し、そのうえでどの選択がお客様にとってベストなのかを一緒に考えていくようにしています。お客様からご相談いただいたことにはベストな回答をして、さらにこちらでプラスして「こういう選択も考えられるので、これもやった方が良いと思いますよ」というところまでご提案させていただくように心がけていますね。
令和6年4月から相続登記が義務化されますが、義務化の影響を感じるようなことはありますでしょうか？
義務化の影響は大きいと思います。何年も前に相続が発生していたけれど相続登記をしておらず、最近になって相続登記義務化のニュースをご覧になって相談にいらっしゃる、という方が増えてきていますね。
相続発生から何年も経過した状態での手続きにあたり、気を付けていることや心がけていることはありますか？
とにかく時間をかけて、丁寧に調査をしながら手続きを進めるということですね。相続発生から時間が経過していると、戸籍など保管期間が過ぎていて破棄されている資料が発生している可能性も考慮しなければなりません。そうしたものの調査や資料の取得に時間がかかることをお客様にも共有し、丁寧に手続きを進めていくように心がけています。
「優しく・親しみやすく・相談しやすい」事務所
事務所の強みや特徴を教えてください。
不動産の相続に強いことですね。私は司法書士に加えて宅地建物取引士の資格を保有しておりますし、大手の不動産会社出身のスタッフも在籍しているので、不動産を相続したときの手続きだけでなく、その後の売却や活用までご提案することができます。不動産会社出身のスタッフは、お客様との面談の場ですぐに不動産の査定ができるほど経験が豊富なので、これは当事務所ならではの強みだと思います。不動産については、一般的な司法書士事務所にはできないようなご提案ができると自負しています。
広告に計良先生の似顔絵を活用されていますが、どのような狙いがあって似顔絵を出されているのでしょうか？
これは事務所のイメージ戦略ではあるのですが、親しみや優しさを感じていただいて、相談への敷居を下げたいと思って似顔絵を活用しています。司法書士や弁護士といった法律家に対して、「敷居が高くて気軽には相談できない」というイメージを持たれている方もいらっしゃいます。そうした方が少しでもとっつきやすくなるように、優しいイメージを持っていただけるように、似顔絵を使うようになったという経緯です。
実は当事務所にご相談いただくお客様のうち、3～4割はご紹介のお客様なんです。過去にご依頼いただいたお客様からのご紹介ですね。ご依頼が完了したときに「他にも同じように困っている方がいらっしゃったら、ご紹介してくださいね」とお声かけさせていただいているのですが、そうすると本当に困っている方を紹介してくださるのです。
こうしたご紹介をいただけることにも、親しみやすさや優しさが関係していると考えています。もし私たちが、ご依頼を淡々と合理的にこなしていたとしたら、たとえ正確な仕事ができていたとしても、次のご紹介にはつながらないと思うのです。丁寧で確実な仕事をやるのは当たり前として、それにプラスアルファで「親しみやすい・優しい・相談しやすい」といった価値を感じていただけるような仕事をする。司法書士として料金に見合った仕事を確実に行い、それ以上の価値を人と人とのつながりの部分で感じていただける仕事をすることを心がけています。
これまでご相談にお応えしてきた中で、印象に残っているお客様とのエピソードがありましたら聞かせてください。
ある香港にお住まいの方から、ご相談をいただいた件が印象に残っています。その方は香港にお住まいの日本人で、お父様がお亡くなりになったので相続登記をしてほしいとご連絡いただきました。近いうちに一時帰国する機会があるので、そのときにまとめて手続きをしたいということだったのですが、やりとりをするうちに「実は相続税のことも相談したいんです」「不動産の売却も考えています」と、相続登記の他にもやるべきことが色々あることが分かってきました。
そこで税理士の先生と不動産会社と連携し、一時帰国の日に全部まとめて手続きをしてしまったんです。当事務所は、不動産の相続と各種登記手続きをワンストップで解決できる相談窓口をコンセプトとしているのですが、まさにこのコンセプトを体現できた事例として、このお客様のことは印象に残っていますね。
残された家族が困らないためにも、今できることを
これから力を入れていきたい取り組みなど、今後の展望として考えているものを教えていただけますか？
当事務所は、お客様がいつでも気軽に相談できる、地域密着の司法書士事務所をモットーとしているのですが、この地域密着サービスを続けていきたいというのが一番です。そのためにも、家族信託や後見制度の活用にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
不動産取引の場でも意思能力の確認が必要になる場面が増えてきており、認知症への対策や認知症を患ってしまった方へのサポートのニーズも確実に増えてきていると感じています。認知症にお困りで、私たちのような存在を必要としている方々に、手を差し伸べられるような事務所でありたいと思っていますね。
最後に、相続に悩まれている方にメッセージをお願いします。
相続で困るのは残されたご家族なので、生前のうちに相続に向けたアクションを起こしておいた方が良いですよとお伝えしたいですね。
当事務所のスタッフにも、長期間相続登記されていない不動産を相続した者がいるのですが、今すごく困っていますね。お祖母様の代から相続登記がなされておらず、相続人の数が多くて手続きがまとまらない。でも、その手続きは誰かが必ずやらないといけないんです。やらずに放置していると、手続きがさらに複雑な状態になって次の代に受け継がれていく、時限爆弾のようなものです。
そうならないためにも、相続が起きたらどこで何をすればいいのか、亡くなる前にご自身が方向性を決めておくのが大事だと考えています。少し乱暴な言い方になってしまいますが、亡くなった方はその後困ることはありません。困るのは、亡くなった方の残されたご家族です。それなので、亡くなってから残されたご家族が苦労して相続の手続きをするのではなく、亡くなる前にご自身ができることをやっておくのが大事だということですね。
そのうえで、色んな専門家の話を聞いてみてほしいです。私たちのように不動産に強い専門家もいれば、税金に強い専門家もいらっしゃいます。相見積りをとることで料金の相場も分かってくると思いますので、ご自身にあった専門家を探して、この人だという専門家に早い段階で相談されることをおすすめします。
取材を終えて感じた先生の人柄
不動産相続と各種登記の相談窓口として、東京都の荒川区で地域密着の司法書士事務所を運営されている計良先生。似顔絵のイメージ通り、優しく親しみやすい雰囲気の先生です。インタビュアーの質問一つひとつに対しても、分かりやすいたとえ話を交えて丁寧に受け答えいただいたことが印象的でした。相続のことを専門家に相談するのがはじめてという方も、きっと安心して相談できることでしょう。お客様の3～4割が過去のお客様からのご紹介というのも納得です。
事務所の強みとして、スタッフ様を含めた事務所メンバー全員が不動産に強いことを挙げられたのも、計良先生ならではだと感じました。ひとりの司法書士としてではなく、事務所スタッフ全員でお客様の課題解決に貢献するという姿勢の表れなのでしょう。不動産という大きな財産の相続について、経験豊富な先生・スタッフ様が一丸となってサポートしてくれることの心強さを実感した取材となりました。
事務所概要
- 名称
- 日本リーガル司法書士事務所
- 資格者
- 代表 司法書士 計良 宏之
- 所在地
- 東京都荒川区東日暮里5-17-7 秋山ビル1F
- 電話番号
- 050-7586-8804
※「相続プラスを見た」とお伝えいただくとスムーズです
- 営業時間
- 平日 9:30～18:00
- 定休日
- 土曜日・日曜日・祝日
- 対応エリア
- 東京都を中心に千葉県、神奈川県、埼玉県
- 所属
- 東京司法書士会：第8484号
簡裁訴訟代理等認定番号：第1201114号
公益社団法人 成年後見センター・リーガルサポート：会員
- 事務所の特徴
お問い合わせはこちら
24時間メール受付中
メールで相談する事務所情報掲載日：2024年3月19日｜
更新日：2024年7月10日
ご利用の際には、利用規約をご確認ください