「お客様の想い」にフォーカスし、一人ひとりと真摯に向き合う
東京都千代田区で、相続税申告サポートをはじめ相続に関わるあらゆるサービスを提供しているOAG税理士法人 東京本店の林由美税理士。航空会社に勤務されていた経歴から、細やかな気配りと対人スキルを兼ね備え、親切丁寧な対応が特徴的な先生です。歴史ある税理士法人で頼れる女性税理士として活躍されている林税理士に、相続業務に関するこだわりや、信頼関係を築くために大事にしていることなどをお話しいただきました。
お客様の想いを大切にし、信頼関係を結んでいく
どういったご相談でいらっしゃる方が多いですか？
相続が発生してから、相続税申告のご依頼でいらっしゃる方が1番多いです。私自身はOAG税理士法人での社歴が長いので、以前にご依頼いただいた方から、別のご相談で再びお越しいただくこともあります。
いわゆるリピーターのお客様がいらっしゃるんですね。リピートされるのはどのような方でしょうか？
特に多いのは、お父様が亡くなられたときにご相談をいただいて、次はお母様が亡くなってしまったという方です。度々相続のお手伝いをさせていただいていると、お客様との関係性も深くなっていきますので、些細な疑問から次の相続に向けての話など、あらゆるご相談をしていただけるようになりますね。
リピートいただく際のメリットはどのようなところにあると思われますか？
前回の相続から時間が経っていたとしても、きちんと弊社に記録が残っています。そのデータを元に「こんなことがありましたよ」と、こちらから情報をお伝えできることがメリットですね。特に相続人であるお子様が遠方に住んでいたり、疎遠であったりすると、「親御様が考えていた相続」を把握していないことも多いです。私どもが親御様とお話をさせていただいてることで、情報を補完できるというのがリピーターで利用していただけるメリットだと思っています。
生前対策のご依頼もありますか？
いくつかご親族の方の相続を経た後に「自分自身について今後どうしたらいいか」と相談される方がいらっしゃいます。生前対策に着手するのは、早ければ早い方がいいと思います。
相続に関しては被相続人の方の意思確認が重要になってきます。今はご高齢の方も元気で頑張れる時代になっていますが、やはりどうしても、あらゆることを十分に理解し判断できる能力が衰えてしまう方もいらっしゃいます。認知症がはじまってしまうと、相続の方針を決めることも、具体的な手続きをスムーズに進めることも難しくなります。円満に相続を終えるために、生前対策は早いに越したことはないと思います。
お客様と信頼を築かれるうえで大事にされていることはありますか？
大事にしているのは、専門家として具体的な選択肢をしっかりお伝えさせていただいて、そのうえでお客様と一緒になって考えていくことですね。やはり何よりもまず、お客様の気持ちや想いを大事にしたいと思っています。
税理士を極めれば極めるほど、計算上、税金が少なくなる方法が分かるようになります。そのため、「税金が少なくなるので、絶対にこちらの方法がいいですよ」というアドバイスをしたい気持ちも出てきますが、一番に大切なのはお客様、ご家族がどういう形を望んでいるかだと思っています。こちらの提案とお客様の想いに相違が生まれないように、まずはじっくりとお話を伺うことを大事にしています。
あとは、お客様一人ひとりに合った細やかな対応を心がけています。相続は単なるお金の話だけではなく人間関係や、親族間のナーバスな話にも関わってくるため、より細やかな対応が求められます。お客様が今どれだけ大変な想いをされているかを想像して、いかにスピーディーで丁寧な対応を心がけるか。その対応の積み重ねが信頼関係を結んでいくんだと思います。
頼りになるセカンドオピニオンのような存在
OAG税理士法人 東京本店には、税理士の先生は何名いらっしゃいますか？
税理士は約10名在籍しています。その中の半分は女性の税理士ですね。お客様のご状況や求めていることをヒアリングさせていただき、適任な税理士が担当させていただきます。
女性の先生も多いんですね。女性税理士ならではの良い点はありますか？
きめ細やかな配慮ができる点は、女性ならではの良い点かと思います。特に、相続はお客様の家族間に立ち入る繊細なテーマでもありますので、女性の方が適性があると感じる場面も多いです。
あとは、お客様に警戒心を抱かれにくいというところでしょうか。女性1人のお家にお邪魔する場合、女性税理士が対応する方が抵抗感なく受け入れてくださるように感じます。お話を伺うときも、「できれば女性の先生でお願いします」と言われることはありますね。
OAG税理士法人 東京本店の強みを教えてください。
税務署で実務経験を積み税理士になった、いわゆる「国税局OB」が多数在籍していることです。相続税申告書は国税局がチェックするので、そこから指摘を受けることのないよう、2〜3回ほど人の目を通して細心の注意を払い、申告書を作成しています。
国税局OBがいると、「税務署がどういう取り扱いをするか」「国税局はどういったところを重点的に見るか」など、国税局サイドの視点を持って申告書の作成やチェックをすることができます。それによって税務調査を受けづらくなる利点があるので、そういう点はお客様にとって大きなメリットだと思います。
今まで経験された中で、特に印象に残っているご相談はありますか？
お客様が相続した土地の価格について、セカンドオピニオンのような形で東京本店にご相談いただいたことがありました。当事務所で対応させていただき、結果土地の評価額を2億円も減額できたということがありました。税金が下がりますので、お客様に喜んでいただけましたね。
同じ手続きでも、対応する専門家で結果が大きく変わってしまうこともありますので、相続税申告に関するご相談は相続専門の税理士を選ぶことをおすすめします。特に土地を多く持っておられる方は、複数の専門家に相談してみた方がいいと思います。
臨機応変に、お客様にとってのベストを見つける
先生の経歴、税理士を目指したきっかけを教えてください。
航空会社に新卒で入社した後、結婚を機に退職しました。仕事を辞めてから時間ができたので勉強してみようかなと思い、税理士を志しました。私は商学部の出身なので、授業で簿記を学んだこともありますし、周りには会計士や税理士の勉強をしている人もいました。なので税理士の世界に抵抗は全くなかったですが、学生時代はまさか自分が税理士になるとは思っていなかったです。
前職で培ってきた経験が今に活かされていることはありますか？
対人スキルですかね。税理士は専門性の高い仕事ですが、ただ法律に沿って手続きを進めればいいというわけではなく、お客様とのコミュニケーションが重要な仕事だと思っています。前職では多種多様なお客様と対峙してきましたし、ホスピタリティを求められる仕事で一歩踏み込んだサービスを意識していました。税理士の仕事とも通じる部分があります。困難な場合にも粘り強く対応できるのは、その時に培った対人スキルや忍耐力のおかげかもしれないです。
税理士の仕事のやりがいを教えてください。
状況に応じて臨機応変に対応でき、その結果お客様に喜んでいただけたときは、やはりやりがいを感じますね。相続は、「この手順をひとつ入れたおかげでスムーズに進められた」というような場面もあります。なので、決まったやり方をただなぞるのではなく、お客様のご状況やご意向を汲み取ったうえで、最適な判断をしていくことが重要です。
結局それは、「一人ひとりと向き合い親身に対応すること」なのだと思います。その姿勢は今後も持ち続けたいです。お客様にとって一番いい選択ができて満足していただけると私も嬉しいですし、税理士をやっていてよかったと感じる瞬間ですね。
想いに寄り添い、一期一会の相続サービスを提供
今後取り組みたいこと、将来の展望はありますか？
忙しく数をこなしていくよりは、お客様一人ひとりと丁寧に向き合っていきたいです。お客様との出会いは一期一会です。仕事は仕事だと割り切って対応する方はもちろん多いと思いますが、私は、せっかく出会えたのなら1人の人と人として、人間関係を構築したいと思っています。ご依頼がなくても年に一度はご連絡して、ご状況を伺うようなこともあります。そうやって少しずつ関係を築いていくことで、お客様との心の距離が近づいて、また私たちにお声がかかるようになるんじゃないかな、とも思います。
私自身はプレイヤーでありながら、メンバーの管理や育成も行っているので、今までのノウハウを後輩たちに伝えていきたいという想いもあります。相続のご相談でお越しになったお客様とは、基本的に1対1で対峙して、プライベートの深いところまで関わることになります。だからこそ私たち一人ひとりの人間性がダイレクトに伝わりますし、磨いていかなければいけません。「あなたにやってもらって良かった」と言っていただけるような対応を、スタッフみんなで目指していきたいと思っています。
最後に、相続にお悩みの方にメッセージをお願いします。
相続は、人生に幾度とない大変な手続きです。どうしても後回しにしてしまう気持ちも、よく分かります。何から手をつけていいのか分からない方こそ、専門家に相談する場に足を運んでみてください。税理士事務所の相談会でも、金融機関や不動産会社の相談会でもいいです。
モヤモヤを抱えているだけでは解決しませんし、何よりお客様がずっと苦しい想いをすると思います。お悩みを相談し悩んでいることがクリアになると、また次のステップに進んでいこうという少し前向きな気持ちにもなれるはずです。「相談すること」が、本当に大きな意味を持つ一歩になると思います。
私たちは知識を提供するだけでなく人間性を大事にしながら、お客様一人ひとりに寄り添ったご提案をしていきたいと思っています。ぜひ一緒に相続に取り組み、お客様と信頼関係を築いていけると嬉しいです。
プロフィール
OAG税理士法人 東京本店
税理士 林 由美
平成13年10月：税理士登録
東京税理士会：第93536号
取材を終えて感じた先生の人柄
日本最大級の税理士法人で長年税理士として活躍されながらも「お客様一人ひとりと丁寧に向き合っていきたい」というお気持ちをずっと大切にされている林由美税理士。高いコミュニケーションスキルとホスピタリティ精神をお持ちで、林先生の前ではお客様は安心して気持ちを打ち明けられるだろうと感じました。
社内の人材育成にも関わられており、後輩たちにも「お客様との信頼関係を築ける人間性の重要さを伝えていきたい」という考えを持たれていることも印象的で、お客様への実直な想いが伺えます。先生の親しみやすさと同時に頼もしさを感じるお人柄から、リピーターで依頼をされるお客様が多い理由が分かる気がした取材となりました。
事務所概要
- 名称
- OAG税理士法人 東京本店
- 資格者
- 税理士 林 由美
- 所在地
- 東京都千代田区五番町6-2
ホーマットホライゾンビル
- 電話番号
- 050-7587-0601
※「相続プラスを見た」とお伝えいただくとスムーズです
- 営業時間
- 平日 9:30〜17:30
- 定休日
- 土曜日・日曜日・祝日
- 対応エリア
- 東京都を中心とした関東エリア
- 所属
- 東京税理士会：第93536号
- 事務所の特徴
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メールで相談する事務所情報掲載日：2025年2月12日
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