すべてのご縁を大切に、パートナーとして最高の未来を描いていく
東京都千代田区で、幅広く相続全般の相談に対応されている司法書士アレスコ事務所。税理士の先生方や各種専門家の方たちと、定期的に相続相談会を開催されており、相続のさまざまなニーズにワンストップで応えられる体制を構築されています。代表の工藤友彦司法書士のモットーは「自己研鑚を怠らず、人と人の縁に感謝すること」。あらゆる相続相談に対応されている工藤司法書士に、お客様や提携する専門家の方たちとの向き合い方や、相続相談に対応するこだわりについてお話しいただきました。
生前対策から相続手続きまで、お客様と共に考える
まずは相談にいらっしゃるお客様について教えてください。どのような方々が相談にいらっしゃっていますか？
最近は不動産会社や金融機関といった企業や、他の士業の先生方からご紹介いただく方の相談が多いですね。ほとんどが、相続の手続きに関するご相談です。もちろん、インターネットで当事務所のことを見つけていただいた方から、ご相談をいただくこともあります。
ご相談の内容としては、相続が発生してからの手続きに関するものが多いですが、最近は生前対策に関するご相談も増えてきています。当事務所は月に1回ほどのペースで相続の個別相談会を実施していますが、相談会では生前対策のご相談が多くなっています。
個別相談会は、どのような方が参加されることが多いですか？
事務所のある千代田区周辺にお住まいの方が多いですね。千代田区はいわゆる富裕層が多い地域なので、必然的に相続税の申告が必要になる方も多くなります。そのため、相談会は提携している税理士の先生と一緒に開催して、相続税対策を中心とした生前対策のご提案ができるようにしています。
生前対策は、どのような提案をされることが多いですか？
財産の量や生前対策の目的によって、ご提案内容も変わってきますが、大きく分けると「相続税対策」「トラブルの回避」「認知症対策」の3つに分類されます。
相続税対策の場合は、税理士の先生にシミュレーションをしていただき、私たちは手続きに関するアドバイスをしています。トラブル回避のための生前対策は、遺言書の作成をご提案させていただくことが多いですね。認知症対策については、「認知症になった際の財産管理はどうするか？」という観点から、任意後見契約や家族信託のご提案をさせていただいています。
相続が発生してからの手続きについても、どのようなご相談が多いか教えていただけますか？
よくご相談いただくのが、相続する不動産の処分まで見据えた相続登記ですね。代表的なのが「実家を相続したけれど、誰も住む予定がないので売却して相続人で分けたい」というケースです。ほかにも、未登記の建物や不要な田畑を相続してしまったので処分したい、というご相談もあります。そうしたご相談に対して、登記の手続きに関する業務を当事務所で行い、あわせて処分のご提案ができる不動産会社の方をご紹介させていただいています。
当事務所は日本全国の不動産会社数十社とお付き合いがあり、お客様のご要望にあった不動産会社をご紹介しています。首都圏の物件に強い不動産会社であったり、地方の山林の扱いに長けた不動産会社であったり、それぞれの得意分野を考慮したご紹介ですね。お客様のご要望も、「できるだけ良い形で売却したい」「マイナスにならなければ良いのですぐに処分したい」「どんな形でも処分さえできれば良い」とさまざまなので、お客様のご要望と不動産会社の得意分野を考慮して、最適な形でおつなぎするように心がけています。
迅速な対応とこまめな連絡が、信頼関係につながる
はじめてご相談にこられるお客様に対して、どのような対応を心がけていますか？
必ず事前に資料を作成して、それを元にお話しすることにしています。特に料金については心配される方も多いので、ご相談の際に「このぐらいかかります」と明確にお伝えして、安心していただいたうえでご依頼いただくようにしています。当事務所はパック料金を採用しているので、ご依頼をいただいた後に追加料金が発生することは、ほとんどありません。
ほかにも、迅速な対応と、完了報告だけではなく途中経過をご共有することも大切にしています。これらはお客様の不安を解消するために、事務所全体で当然のサービスとして取り組んでいることです。すべての手続きが終わったときには、お客様に感謝の言葉と、手続き完了のご報告をするというところも欠かさないようにしています。
司法書士アレスコ事務所は、何名様体制で事務所を運営されていますか？
現在は私のほかに司法書士1名とスタッフ2名の、計4名で運営しています。私以外は全員が女性ですね。特に相続にお悩みの方は「女性の方に相談したい」と希望されることも多く、女性メンバーの対応も評価いただいています。
これまでお話しいただいたことのほかに、事務所の強みや特徴としてどのようなものが挙げられますか？
まずは、若いメンバーの事務所だということですね。私が40代で、ほかは全員30代前半までというメンバーなので、司法書士事務所としてはかなり若い部類に入ります。この若さを活かした、スピーディなコミュニケーションが強みだと考えています。
当事務所では、お客様ごとに担当の司法書士とスタッフを決めて対応させていただいているんです。手続きの最初から最後まで、同じ担当者と連絡が続くと信頼につながりますし、私たちも素早く対応できますので。初回のご相談から司法書士とスタッフで対応をさせていただき、以降の手続きは最後まで司法書士が担当します。進捗のご報告は司法書士とスタッフそれぞれが行うというスタイルです。
お客様との連絡手段も、LINEやメール、ショートメッセージやSNSなど、お客様にとって最も使いやすいものを使用するようにしています。「使い慣れたコミュニケーションツールで、すぐに連絡が返ってくる」ということで、ご好評をいただいていると感じています。こうしたサービスは若いメンバーが得意とする分野ですし、事務所としてもスピーディな対応やきめ細やかなサービスは目指すところであるので、まだまだ改善できるポイントは残っていますが、これは当事務所ならではの強みかなと思っていますね。
司法書士の仕事はサービス業であることを忘れない
事務所名にある「アレスコ」の由来を教えていただけますか？
「アレスコ」は古代ラテン語で「発展する、成長する」という意味の言葉です。お客様の発展と共に、私も含めたスタッフ全員の成長ができる事務所にする、という想いを込めているのですが…実は最初に「アレスコ」を事務所名にしようと考えたのは、私ではないんです。
事務所を開業するときに、創業融資を担当していただいた尊敬している税理士の先生が、「アレスコ」を冠した名前で税理士法人をなさっていました。その方の許可をいただいて、私の事務所も「アレスコ」を使わせていただき、「司法書士アレスコ事務所」とさせていただきました。今でもその先生とは一緒にお仕事をさせていただいており、プライベートで食事に行くこともありますので、すごく良いご縁だなと感じます。
工藤先生が司法書士を目指されたきっかけを教えていただけますか？
実は、特別なこだわりがあって司法書士を目指したわけではないんです。社会人経験を積む中で「自信を持って、自分の力で仕事がしたい」と考えるようになり、それがたまたま「司法書士」につながった、という感覚です。
会社に所属していると、会社への信用で仕事をいただけますよね。それは、私がお客様対応をしていたとしても、お客様は私を信用して仕事をお願いしているわけではなくて、会社を信用しているから仕事を任せていただけるということです。それを何とかして、「私個人を信用してもらって、仕事をいただける働き方がしたい」と思うようになりまして。司法書士ならそんな働き方ができるかもしれないと考えて、司法書士を目指しました。
司法書士試験に合格してからは、いくつかの司法書士事務所で経験を積ませていただき、独立して当事務所を開業しました。お客様にも恵まれたおかげで、司法書士を目指した当時に思い描いていた働き方ができているので、本当にありがたく思っています。
金融機関の営業職や受験指導校での企画営業のご経験が、今の業務に活かされていると感じることはありますか？
受験指導校での経験は、今の業務に大きく活かされていると感じます。企画営業職に7～8年ほど従事していたのですが、特に「クロージング」つまり契約成約へつなげる大切さを学びました。
これは司法書士事務所にも共通することですが、サービス業はお客様に納得していただかないと、契約にはつながりません。待っているだけではお客様に来ていただけないですし、どのようなメリットがあるのか・どんな課題を解決できるのかを納得いただけないと、契約していただけません。サービス業は、お客様に納得して契約いただくことから仕事がはじまるのだと学ばせていただきました。これは今の事務所運営にも活かされていて、事務所のメンバー全員で「士業はサービス業」という認識を共有して業務にあたるように心がけています。
超高齢社会の中で、安心をお届けできる存在になる
これから力を入れていきたい取り組みなど、今後の展望として考えているものを教えていただけますか？
事務所のメンバー全員が、当たり前のように質の高い相続サービスを提供できるような組織にしたいと考えています。現在はその実現に向けて、事務所として相続業務に重点的に取り組んでいるところです。
私も数年前に父を亡くして相続を経験したのですが、そこで改めて相続の大変さを実感しました。私は相続の手続きに慣れているので、自分で実家のある青森県の役所で手続きを済ませましたが、一般の方が同じ状況に直面すると、分からないことだらけで不安になるだろうと思います。
超高齢社会に入って、これから相続に困る方が増えてくるのは確実です。そうした方々を少しでもサポートできるように、相続の幅広いご相談にお応えして、質の高いサービスを提供できる事務所にしていきたいです。
最後に、相続に悩まれている方にメッセージをお願いします。
はじめて相続を経験して、「どうすれば良いのか分からない」とお困りの方もいらっしゃるでしょう。そのような方には、「まずは現在の状況をお聞かせいただけませんか？」とお声がけさせていただきたいです。一度お会いして状況をお話しいただくだけで、お悩みが解消されるということもよくあります。
相続の手続きは、一連のプロセスの中で最後に来るものです。葬儀や公的な手続きを済ませてから、預貯金の相続手続きに入り、最後に不動産の相続手続きを行うという流れが一般的ですが、このプロセスが後になればなるほど、手続きに悩まれる方が多くなります。最初のうちはご自身で手続きされようとしても、途中で行き詰ってしまうということも珍しくありません。そのような方も、遠慮なくご相談いただければと思います。
たとえば、お正月やお盆など親族が集まったタイミングで、「ずっと気になっていた相続の問題を、ようやく話し合うことができた」ということがありますよね。そのときに話し合った内容を、ぜひ一度司法書士事務所にも相談してみてください。きっと複雑だった問題が整理されて、不安から安心に変わることでしょう。
私たちは、毎日のように相続のご相談にお応えしています。相続に関して経験豊富な私たちでしたら、お話を伺ってすぐにでも、心の重荷を少しでも軽くできるかもしれません。相続のお困りごとがあれば、いつでもお話を伺いますので、ぜひ安心してご相談ください。
プロフィール
司法書士アレスコ事務所
司法書士 工藤 友彦
平成12年：金融機関（地方銀行）に入行、預金業務・融資業務・渉外業務を担当
平成18年：都内の司法書士法人に勤務
平成20年：法律資格の受験指導校に勤務し、司法書士試験科の企画営業の業務を担当
平成28年：都内の商業登記、相続登記が強い司法書士事務所に勤務
平成30年：都内の不動産登記業務（新築・中古マンション）中心の司法書士法人に勤務
令和2年：千代田区にて独立開業
東京司法書士会：第8024号
公益社団法人 成年後見センター・リーガルサポート：会員
東京中小企業家同友会：会員
東京商工会議所：会員
取材を終えて感じた先生の人柄
終始穏やかな雰囲気の中、丁寧な口調でお話しいただいた工藤先生。「どうしたらいいか分からない」という方に対して、「現在の状況をお聞かせいただけませんか？」と優しく問いかけるメッセージが印象的でした。その温かいお人柄があるからこそ、事務所のメンバーや提携している各分野の専門家、さらに全国数十社にものぼる不動産会社との信頼関係が構築できているのでしょう。
超高齢社会で増加する相続相談に、事務所一丸となってスピーディで高品質なサービスを提供していく。発展・成長を意味する「アレスコ」の名の通り、「お客様のために成長し続ける事務所」を目指して邁進されている工藤先生の姿に、勇気づけられたインタビューとなりました。
事務所概要
- 名称
- 司法書士アレスコ事務所
- 資格者
- 代表 司法書士 工藤 友彦
- 所在地
- 東京都千代田区平河町一丁目5番15号
- 電話番号
- 050-7586-3349
※「相続プラスを見た」とお伝えいただくとスムーズです
- 営業時間
- 平日 9:00～18:00 ※ご予約で土日祝日・時間外も対応可能
- 定休日
- 土曜日・日曜日・祝日
- 対応エリア
- 千代田区を中心に、東京23区全域
- 所属
- 東京司法書士会：第8024号
公益社団法人 成年後見センター・リーガルサポート：会員
東京中小企業家同友会：会員
東京商工会議所：会員
- 事務所の特徴
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メールで相談する事務所情報掲載日：2024年10月3日｜
更新日：2024年10月7日
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