お客様が納得できる答えにたどり着くよう最後までサポートする
林総合法律事務所は、静岡県静岡市で遺産分割交渉・調停・審判、遺言書作成など相続問題全般の相談に対応する法律事務所です。相続に悩む方の問題解決に加え、お客様の心理面も厚くサポートされています。対話を重ねることでお客様に安心感を持っていただくことをモットーとしている林克樹弁護士に、事務所の特徴やお客様に対応する際に心がけていることについてお話いただきました。
「依頼して良かった」と思ってもらえる事務所に
まずは相談にいらっしゃるお客様について教えてください。どのような相談にいらっしゃる方が多いですか?
お客様からご相談いただく内容としては、ほかの相続人の方と話し合いをする遺産分割交渉や調停が多いですね。それに加えて、遺留分(特定の相続人に最低限保障される遺産取得分)の侵害額請求や遺言書の作成も、よくご相談いただきます。
基本的には、相続が発生してからご相談に来られるお客様が多いです。「相続が発生して揉めてしまい、もうどうしようもなくなった」「何もしないまま10年経ったけれど、そろそろ何かやらないといけないのではないか」などの理由からお越しいただいていますね。何も対応しないまま10年も経過してしまうと、遺産分割協議などが完了しないうちに相続人の誰かが亡くなり、次の相続が発生してしまう「数次相続」の状況にもなりかねません。そうなると、発生してしまった相続を同時に解決していかなければいけない、などの問題が出てきます。
そのように複雑化してしまった場合でも、ご対応いただけるのでしょうか?
もちろん、しっかりお話を伺って対応します。極端なパターンだと、相続人が30人くらいになっているケースも、これまで経験してきました。相続人の数が多いと、戸籍や住民票の調査や財産調査が難しくなります。お客様1人の力ではなかなか解決できないと思いますので、その場合は専門家にお任せしていただきたいです。
遺言書作成のご相談も多いとのことでしたが、あらかじめ生前対策をしておこうと考える方が多いのでしょうか?
多いのは、ご自身が体調を崩したときに不安に思われて相談されるケースです。ご自身の身に何かあったとき、というタイミングで相談にお越しいただく形になりますね。
ほかにも、被相続人の方が体調を崩しもう意識がない、という状態のときに「遺言書はないけれど、こういう遺言を残したいと本人が言っていたんです」とご家族の方がご相談にいらっしゃることもあります。しかし、本人の意識がない状態だと遺言書の作成はできません。なので、遺言を残すご本人様はもちろん、相続人になる身内の方も意向があれば、早めに弁護士や国の公証事務を担う公証人などに相談をして、遺言書の作成をしておくことが望ましいですね。
弁護士として働くうえで、林先生が心がけていることはありますか?
もし予想外のことが起きたとしても、お客様を動揺させないために、落ち着いて冷静に対応するようにしています。そのほかにも、相手に分かりやすく伝えることを意識しています。
お客様へのアドバイスをするときも、お客様がきちんと理解できるようにゆっくり話しますし、裁判所に提出する書面でも意図が伝わり見通し通りに進むように、分かりやすい文書を作成するようにしています。「分かりやすく伝えること」が大切だと考え、行動するようにしていますね。
そのほかに、お客様に対応するうえで心がけていることはありますか?
お客様の心理的な負担を軽減することを心がけています。基本的に相談に来られるお客様は争いの途中なので、心理的ストレスを多く抱えていらっしゃいます。なので、なるべくその負担を軽減できるような対応やアドバイスをしたいと思っています。
そのほかに重要なのは、断定的な判断を避けることですね。裁判では新しい証拠が出てくるなどして、最終的な結果が予測通りにいかないこともあります。もちろん、「この先、こうなる可能性が高い」という見通しはお伝えしますが、見通し通りにいかなかったときのお客様の心情を考えると、過度に期待をさせるのも、反対に厳しく言いすぎるのもよくないので、お客様にお伝えするときにはそういったことに気を付けています。
お客様の心情まで考えて、ご対応されていらっしゃるんですね。
ご依頼を受ける以上、依頼する前よりもお客様を幸せにすることが義務だと、私は考えているんですね。相続の問題を解決するだけではなくて、お客様が当事務所に依頼して良かったと思えるような対応をしたいと思っています。問題が解決したとき、相談に来られたときよりもお客様の表情が晴れやかになって、心が安定して順調な生活を送れるようになっていただきたいです。
幅広い相続のお悩みにワンストップで対応できる
林総合法律事務所は、何名様体制で運営されていますか?
弁護士1名と事務員3名です。お客様からの問い合わせは事務員が最初にお受けして、面談は私が担当しています。
事務所全体としての強みや特徴を教えていただけますか?
まずは、それぞれの事務員の業務レベルが高いことですかね。たとえば、判断能力が低下した方に対して、財産を管理したりさまざまな手続きをサポートしたりする、成年後見業務の対応ができます。事務員が、事務作業だけではないスキルを身につけていることはひとつの特徴だと思います。
あとは、同じビル内に私の兄が税理士をしている会計事務所がありますので、相続税でお困りのお客様にもスムーズにご紹介することができます。そのようにワンストップで対応できるところも、当事務所の大きな特徴です。
また、当事務所は、あらゆる専門家と連携しているので、司法書士の先生や行政書士の先生など、お客様のご要望があればご紹介はいつでも可能です。なので、弁護士より適切な相談先がある場合は、「対応できません」とお断りするのではなく、ほかの専門家をご紹介しています。
ご相談にいらっしゃるお客様は、どちらにお住まいの方が多いでしょうか?
ほぼ静岡にお住まいの方ですね。お問い合わせも、基本的に静岡県内の方が多いですが、たまに県外のお客様から電話をいただくこともあります。
ご相談の際は、お客様に事務所までお越しいただくことが多いですか?
お客様が事務所に来られることの方が多いですが、足が悪い方や具合が悪くて外出が難しい方もいらっしゃいますので、そういった方にはリモートで面談を行うことも可能です。また、出張料金をいただく形にはなってしまいますが、出張面談で対応することも可能です。
はじめてお越しになるお客様について、どのような経路でご相談に来られる方が多いでしょうか?
一番多いのは、やはりご紹介ですね。先ほど申し上げた税理士の兄をはじめとする私自身の知り合いや、過去にご相談いただいたお客様からご紹介いただくことが多いです。ほかにも、「インターネットを見た」とお問い合わせいただくこともあります。
過去にご相談いただいたお客様からのご紹介もあるとのことですが、お客様にはどういったところを気に入っていただけていると感じますか?
お客様が一番重視されるのは「結果」ではないかなと私は感じています。なので、当事務所での結果にご満足いただけたのではないかと自分自身では考えています。そのほか、ありがたいことに、面談の対応や、連絡・報告の頻度について、お褒めの言葉をいただくこともありましたので、そういった部分でもご満足いただけていたのかなと思っています。
過去に経験したことで方針を迷わず進められている
開業前にお勤めの沼津市にある法律事務所では、どのような業務をメインで対応されていましたか?
沼津市の法律事務所に勤務していたときは、本当にたくさんの業務を経験させていただきました。企業の顧問が多い事務所でしたので、顧問先でのトラブル対応や相続の相談ごとも多かったですし、刑事事件にも携わっていました。本当にいろいろなことを、全般的に経験してきましたね。
そのときのご経験が、開業した今に活かされていると感じることはありますか?
右も左も分からない弁護士1年目の慣れてない頃に、幅広く経験を積めたのは大きかったなと感じています。その経験を経て開業した今、方針に迷うことがあまりないです。
相続においてはお客様によってご状況が違いますし、それぞれにご事情やお悩みがあって、同じケースというものはないのがあたり前の世界です。なので、取るべき対応はお客様ごとに異なるのですが、過去の経験から自分の中に基本的な方針を置くことができています。どのようなご依頼でも迷わず進めることができているのは、以前に勤務していた事務所での経験があってこそだと思っているので、ありがたいですね。
開業されてから、勤務時代とは違うと感じられたことはありますか?
業務の方針やサービスの内容など、ものごとを自分で柔軟に決められるところは、勤務時代とは大きく違っている点ですよね。開業してよかったと感じる点のひとつでもあります。開業当初に苦しんだこととしては、私としては自信を持って進めていても、ものごとの視野が狭くなっているかどうかというのは客観的に見ないと分からないものですので、それを少し不安に思うときはありました。今では信頼する専門家の仲間が周りにいるので助かっています。
静岡県で開業された理由を教えていただけますか?
出身は埼玉なのですが、22歳の頃、静岡大学の大学院に進学して、そこではじめて静岡に触れて、「いい街だな」と感じました。気候が温かくて住みやすいだけでなく、温和な人が多くて人柄も温かいんですよね。海と山に囲まれていて、ご飯も美味しいです。駅前から少し離れると自然もいっぱいあって。
そんな気持ちもあって、静岡に事務所を構えました。これから先も、静岡に根付いてやっていきたいと考えています。
相続で迷ったら、まずは気軽に相談してほしい
将来の展望として考えていることがあれば教えてください。
今後は、このままスタンスを大きくは変えずに、少しずつ事務所を拡大していけるといいなと考えています。ですが、事務所が大きくなりすぎて、お客様への対応に支障が出たり、全体をコントロールできなくなるのは避けたいので、現状のスタンスを大切にしながら段階的に成長していく方向で進めていきたいと思っています。
最後に、相続に悩まれている方にメッセージをお願いします。
まずは、専門家に相談して、意見を聞いてみることをおすすめします。「このままで大丈夫だろうか」「何かしないといけないのではないか」と、明確に何をすべきか分からない場合でも、一度相談していただければと思います。専門家のアドバイスを聞いてみないと、分からないことも多いものです。
弁護士に相談することは、それほど敷居が高いことではありません。当事務所でも初回は45分無料相談を行っていますので、怖がらずにぜひ、お気軽にご相談ください。
プロフィール
林総合法律事務所
弁護士 林 克樹
上智大学経済学部を卒業後、静岡大学法科大学院に入学し法律を学ぶ。
その後、司法試験に合格し弁護士となり、静岡県沼津市の法律事務所にて5年間勤務した後、平成31年3月に当事務所を設立。
静岡県弁護士会:第49112号
取材を終えて感じた先生の人柄
「弁護士はお客様を幸せにすることが義務」と、弁護士としての大きな使命を語られた林先生。お客様の相続の問題を解決したうえで、「依頼して良かった」と思っていただけるように尽力していらっしゃいます。「相続の問題が解決したあとには表情も晴れやかになって、順調な生活を送ってほしい」という、お客様の先の人生まで考える姿勢が印象的でした。
また、事務所のある静岡県の土地や住んでいる方々の魅力を語る先生の表情は柔らかく、とても嬉しそうで、心からの「地域の皆様のために力になりたい」という想いを感じました。お客様が相談に来たときよりも幸せになってほしいと考える、優しく寛容なお人柄を感じるインタビューとなりました。
事務所概要
- 名称
- 林総合法律事務所(弁護士 林 克樹)
- 資格者
- 代表 弁護士・社会保険労務士 林 克樹
- 所在地
- 静岡県静岡市駿河区下島345-1 MSYビル3階
- 電話番号
- 050-7587-4749
※「相続プラスを見た」とお伝えいただくとスムーズです
- 営業時間
- 平日 10:00〜18:00
※ご予約で土日祝日・営業時間外も対応可能
- 定休日
- 土曜日・日曜日・祝日
- 対応エリア
- 静岡県
- 所属
- 静岡県弁護士会:第49112号
- 事務所の特徴
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メールで相談する事務所情報掲載日:2024年8月5日
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