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兵庫県西宮市

司法書士さくら夙川事務所

INTERVEW

相談者の背景を汲み取り“人と人として”寄り添う

司法書士さくら夙川事務所_白藤善啓司法書士_インタビュー

兵庫県の西宮市で相続・事業承継のご相談に対応している、司法書士さくら夙川事務所の白藤司法書士。専門家である以前に、”人として”ご相談者様に対峙し、対等な関係を築くことを大切にされています。ご相談者様と向き合う姿勢や、心がけていることについてお話しいただきました。

幅広い知識で、総合的にアドバイスする

まずは相談にいらっしゃるお客様について教えてください。どのような相談でいらっしゃる方が多いですか?

相続に関するご相談でいらっしゃる方が多いです。

「何をしていいか分からない」「今こういう状況だけどどうすればいいの」といった状態の方に対して、どういう準備をするべきか、どんなリスクがあるのかなどの状況の整理をして差し上げることが多いです。

他には、相続人との関係性が希薄で連絡が取れない、という方からのご相談も増えてきています。

白藤先生は税理士事務所で働かれていた経験をお持ちですよね。その経験が司法書士になっても活かせている部分はありますか?

税務に関しては、実際に申告業務を行っていたので具体的な流れを把握していますし、相続税や所得税についても知識があるので、創業したてで帳簿の付け方が分からないとお困りの方にご説明できるような場面もあります。

ご相談者様からは、単純に手続きのことだけではなく、税金や社会保険など、総合的にご質問いただくことが多いので、幅広く身につけた知識が、さまざまな場面で活かせていると感じています。

司法書士さくら夙川事務所_白藤善啓司法書士_01

対面相談で、ご相談者様の背景を汲み取る

さくら夙川に事務所を構えたのは、どのような経緯で、この地を選ばれたのでしょうか?

私の出身が兵庫県西宮市の甲子園の方で、さくら夙川は馴染みのある地元なんです。

開業する前に一度、西宮市の司法書士事務所で働く機会がありました。その時、自分が幼い頃から知っているエリアで働くことにとてもワクワクして、「地元で働くことはこんなに楽しいんだ」と実感したんです。地元で開業しようと思ったのは、それがきっかけです。

地元がお好きなんですね。ご相談者様は、さくら夙川周辺にお住まいの方が多いですか?

近くにお住まいの方もいらっしゃいますが、大阪など遠方の方からのご相談も多いです。地元に貢献するという意味でも、さくら夙川をはじめ西宮市周辺で相続にお悩みの方の対応をもっと増やしていきたいと思っています。

遠方の方からのご相談も多いとのことですが、オンラインでのご相談になるのでしょうか?

基本的には、対面で相談対応させていただいています。

ご相談者様との向き合い方として、ご相談者様の背景を感じ取りながら対応することを大切にしているんです。オンライン上で感じ取れるものも当然ありますが、対面の方がご相談者様から発せられているあらゆる情報を汲み取れると感じています。

ご相談者様にとっても「どういう人に話を聞いてもらうのか」は、重要な判断材料だと思うので、自分をしっかり表現するためにも、実際にお会いしてお話をうかがいたいと思っています。

事務的に手続きを進めるのではなく、お互いを知った上で手続きを進めていくということですね。

相続登記などの手続きは、対応する司法書士によって大きく結果が変わるようなものではないんですよね。高い技術があるから特別なものを生み出せるようなものではなく「手続きを完了させる」という最終的な結果は、誰が対応しても同じだと思っています。

だからこそ、手続きの内容以上に「どういう職務姿勢で対応しているか」「どういう想いでこの仕事に就いているか」を知っていただいて、ご相談者様に安心感だったり、相性を確認していただくことに意味があるのではないかなと思っています。

対面だからこそ感じる温度感を、大切にされているんですね。

そうですね。ネットやAIを活用すれば、法律知識や情報を知ることはできます。ですが、会話からご相談者様の背景や気持ちなどを感じ取って対応することは、人間だからこそできる最大の価値提供だと思っているんです。

そういう部分に価値を感じていただけるサービスを届けていきたいです。

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「依頼者と司法書士」という以前に、対等な関係で寄り添う

印象に残っているお客様のエピソードはありますか?

経営者の方が急逝されて、その配偶者の方がご相談にいらっしゃったことがありました。

そのご相談者様は会社経営には全く関わっておらず、会社にどれだけお金があるのか分からない状態だったんです。会社の顧問弁護士には「億単位の借金を抱える可能性があるから相続放棄すべき」と言われたものの、どうしたらいいのか分からず、セカンドオピニオンとしてご相談にいらっしゃいました。

相続放棄とは、相続が発生した際に借金などのマイナスの財産だけでなく、不動産や預貯金などのプラスの財産も含めた、すべての相続の権利を放棄する手続きですよね。白藤先生はどのような対応をされたのでしょうか?

ご相談者様のお話をしっかり聞いていくと、相続放棄しなくていい可能性があったんです。そこで、司法書士である自分に加え、弁護士や税理士を交えたチームをコーディネートし、対応していきました。

結果、会社を売却することができ、数千万円のお金と不動産が手元に残りました。会社に所属していた社員も職を失うことなく、いい形で着地させることができたんです。

「白藤先生の言うことなら信頼する」とおっしゃっていただいてこの案件をお任せいただいたので、ご相談者様に喜んでいただけて本当に嬉しかったです。

相続放棄をせずに、プラスの財産を残すことができたということですね。厚い信頼を寄せられていると感じますが、ご相談者様と対峙する上で心がけていることはありますか?

“司法書士として”以前に、”人として”相手にきちんと対峙する、ということをいつも心がけています。

今回のご相談者様は、突然大切な方を亡くされた悲しみと、会社やお金に関する不安を抱えて、パニックだったと思います。そういった方に対して、専門家として情報を与えるより先に、不安や痛みに寄り添って「大丈夫ですよ」と声をかけてあげることこそが必要だったと気が付きました。

「依頼者と司法書士」という関係以前に、同じ人と人として対等な関係を築いて、ご相談者様の欲している寄り添い方ができるようになりたいと思っています。

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偉ぶらず、背伸びせず、取り繕わない姿勢で信頼を築く

“人としての対応”を重視されているのは、どのような理由からですか?

そうですね。義理人情に反することや、家族に見せられないような生き方はしたくないという想いからです。だからこそ、ご相談者様に対しても本音でぶつかりますし、時には意見が衝突する時もあります。

具体的にはどんな時に意見が衝突しますか?

自分の相続分を多くしたいという思惑があって、自分にとって都合のいいように話を脚色したり、嘘をついたり、そういう場合は臆せず意見を言いますね。ご相談者様とは対等な関係だと思っているからこそ、そこは遠慮せずに言わせてもらっています。

ご相談者様に対して、嘘がなく真摯な対応をされていらっしゃるんですね。

ご相談者様に対して、取り繕うようなことはしないようにしています。よく見せようとしたり、偉そうな対応をしたり、賢そうにしたり。背伸びせずに、ありのままの自分で対応させていただいています。

そういったところに信頼を寄せていただけるのか、ご相談者様と衝突があっても「私のことを真剣に考えてくれるのは白藤先生だけです」と言っていただけることがあります。

これからも、ご相談者様にはいつでも、取り繕わず正直な姿勢で対峙していきたいと思っています。

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人としてファンになってもらえる事務所へ

今後の事務所の展望を教えてください。

まず達成したいこととして、自分をはじめ事務所のスタッフにも”人として、ファンになってもらえる人間になること”を掲げたいと思います。

私自身、他の司法書士の先生と比べて飛び抜けて能力が高いかと言われると、そこまでの自信はありません。ですが、だんだんと「白藤先生に頼みたい」と言ってご相談にきてくださる方が増えてきたんです。それは、私が大事にしている、”人としてどうあるか”や”取り繕わず対峙する”という、真面目さを買ってくださっている、ということだと感じています。

事務所のスタッフにも人として選んでいただけるような対応を身につけて、やりがいと自信を持ってもらいたいですし、事務所全体としてご相談者様にファンになってもらえるようになりたいと思っています。

その他にもこれから力を入れていきたいことはありますか?

中小企業をサポートできるサービスを提供できるようになりたいです。中小企業の経営者は人とお金で困っている方が多いんですよね。そういう悩みに対して、司法書士としてサポートできることがあるのではないかと思っています。

そして、ゆくゆくは今の日本で生きる人の力・支えとなる存在になることが目標の一つです。

私自身、社会に失望して生き辛い時期がありました。そんな私でも今は私を求めて相談にきてくださる方もいます。今生き辛さを感じている人に対して「あなたにもできますよ」という希望を与えられるような存在になりたいです。

あるがままの気持ちを受け止め、心を軽くする

相続に悩まれている方や、専門家に相談することを迷っている方に、メッセージをお願いします。

「司法書士さくら夙川事務所に来ていただければ、絶対に解決します」とは、少し言いたくないです。解決することがすべてではないと思っているからです。まずは、今抱えている悩みをあるがままに吐露していただければと思います。どういった想いでも、必ず受け止めますので。

大切な人が亡くなり、今ものすごく辛い気持ちや痛みを抱えている方もいると思います。すぐには消えない痛みなら一緒にお付き合いしますし、手続きで解消できることであれば解決していきますので、安心してお越しください。

当事務所に来ていただくことで、少しでも心が穏やかになってくださったらいいなと思っています。

司法書士さくら夙川事務所_白藤善啓司法書士_プロフィール

取材を終えて感じた先生の人柄

手続きの内容以上に、人としてご相談者様に選ばれている白藤先生。ご相談者様と衝突することがあっても、手続きの途中で解約されたことは今まで一度もないとおっしゃっていました。

衝突が生まれるのは、白藤先生がご相談者様を身内のことのように真剣に考え、寄り添っているからこそだと感じましたし、ご相談者様はそういった白藤先生の本気さ・温かさを感じとり、信頼を寄せているのだと思いました。

等身大で人間味あるお人柄をひしひしと感じて、「この人なら信頼できる」と、白藤先生のファンになるご相談者様が多いのも納得だと感じる取材でした。

事務所概要

名称
司法書士さくら夙川事務所
資格者
代表 司法書士・CPM 白藤 善啓
所在地
兵庫県西宮市御茶家所町4番15号中田ビル2階
電話番号
0798-61-1451

※「相続プラスを見た」とお伝えいただくとスムーズです

営業時間
9:00〜20:00 ※土日祝日対応可
定休日
無し
対応エリア
兵庫県
所属
兵庫県司法書士会:第1999号
簡裁訴訟代理等認定番号:第612334号

事務所情報掲載日:2023年11月10日

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