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北海道札幌市

さっぽろ福助司法書士事務所

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INTERVEW

専門家としての冷静さ、気持ちに寄り添う温かさの両方を大切にする

さっぽろ福助司法書士事務所_福井拓史_インタビュー

北海道の札幌市で相続・信託のご相談に対応されている、さっぽろ福助司法書士事務所。相続登記をはじめ家族信託にも力を入れ、相続に関するあらゆる手続きに対応しています。代表の福井司法書士に、ご相談者様と対峙する上で大切にされていることや、手続きの重要性などについてお話しいただきました。

難しい案件こそ司法書士のやるべき仕事

ご相談内容はどのようなものが多いでしょうか?

相続登記のご相談が多いです。以前は名義人が亡くなってすぐのご相談が多かったのに、令和6年4月から施行される相続登記の義務化にあたって、昭和・平成と何十年も放置されてきた相続登記の相談も増えていますね。

長い間放置された相続登記と直近の相続登記では、手続きに違いがありますか?

直近であれば、名義人の妻や子どもに相続権がありますから、手続きは比較的シンプルです。

しかし、時間が経てば経つほど相続登記は複雑になります。何十年も経っていると、孫、曾孫、その配偶者と、どんどん枝葉が伸びていって、一体誰の持ちものなのか分からなくなります。

たとえば、固定資産税を長年払い続けてきた人には、その物件の所有権がなくて、「本来、固定資産税を払う義務がなかった」ということもあります。相談にいらっしゃって、はじめて気が付くケースも多いものです。

また、年数が経つと、共同相続人には生まれて一度も会ったことがない場合も増えてきます。見たこともない、どこに住んでいるのかも分からない。さらに、相続人が寝たきりや認知症などで、協議できないという状況もあります。

複雑な手続きが必要になる難易度の高い案件もありますが、むしろ難しい案件こそ司法書士のやるべき仕事ですし、難しい案件を解決するために司法書士がいますから。安心して相談していただければと思います。

札幌に根をおろし、故郷への恩返し

事務所名に”福助”が入っていて、特徴的ですよね。今の事務所名にされた経緯を教えてください。

まさに某足袋屋さんのロゴである福助と同じ福助です。本来は江戸時代に流行した願いが叶う福の神の人形でした。モデルになった人が実在したそうで、店の前にいるだけで、お客様を引き寄せたと言います。それにあやかり、名字が福井なので福助の名をつけました。

また”さっぽろ”と付けたのは、地元に根を下ろし地域貢献するという宣言です。

若い頃に何年か東京に住んでいたことがあって、帰ってきてやっと地元の素晴らしさに気が付きました。ご相談者様も、9割は札幌の人、もしくは札幌出身で現在違う場所に住んでいる方です。

札幌のご相談者様が多いですね。基本的には、事務所までお越しいただいて相談対応されるのでしょうか?

ご相談者様の年齢層が比較的高いこともあって、こちらからご自宅へ訪問することが多いです。

土日・祝日でも事前予約があれば、対応しています。お正月やお盆など、親戚一同で集まれる機会に訪問することも多いですね。

家族信託にしても、ひとりだけに話を聞いていると、いざ一堂に会した時、話が食い違うこともありますからね。親戚が揃った場でヒアリングする方が、私としても問題を把握しやすいです。

あとは、一族だけで集まると、言い争いになる場合もあります。専門家が立ち会っていれば、疑問が生まれたり言い争いになりそうな時に、法律的な正解や専門家としての意見をお伝えできるので、訪問の方がスムーズに話し合いを進められることも多いです。

「もっと早く相談しておけば」とならないために

相続の話し合いになると、親族同士のいさかいも起こりやすいと思います。話し合いに立ち会う時はどんなことを心がけていらっしゃいますか?

それぞれの親族の言い分にのみ込まれないように、あくまでも法律に沿った解決案を示すことを心がけています。

複数の相続人がいたら、私の依頼人はそのうちのひとりです。だからといって、依頼人の有利なように話を持っていくのは、法律のプロとして許されません。感情がもつれると解決が難しくなりますが、法律なら相続人全員に平等な解決を導き出せます。とはいえ、一度揉めるとなかなか解決できなくなるのも事実。

それまで仲が良かったのに、相続が原因で仲が悪くなるケースを見てきました。

「うちの子どもたちに限って揉めることはない」と考えていても、一度じっくりお子様の言い分を聞いてみることをお勧めします。兄弟がふたりしかいない家族であっても、相続で揉める可能性を秘めているものです。

「うちは大丈夫」と思っていても、生前のうちにできることをやっておく方が安心ですね。

そうですね。生前にどうにか手続きを済ませて、最悪の事態を免れる場合もありますが、残念ながらご依頼をいただいた時にはすでに手遅れのケースもあります。「先生にもっと早く会っていればよかった」と言われると、仕方ないと分かっていても心苦しいですし「もう少し早く相談してくれていれば、色々手立てはあったのに」という悔しい想いがしますね。

そのためにも、生前からの事前の準備をお願いしたいですし、もっと多くの人に早く相談すれば問題を回避できることもあるということを知って欲しいです。

プロとしての冷静さ、気持ちに寄り添う温かさの両方を意識した対応

相談対応する上で、大事にしていることは何ですか?

話を鵜呑みにしないことですね。人それぞれ立場があり、考え方も違いますから。

感情移入するのもよくないですが、杓子定規な対応もしたくないです。

法律的にご相談者様の希望を叶えられないケースもありますが、「法律的にできません」という杓子定規な対応だと、自分としても希望を叶えてあげたかった辛さがありますし、ご相談者様も悲しいじゃないですか。

バランスが難しいところではありますが、「気持ちはとても分かりますよ」と相手の心情に寄り添いつつ、プロとして冷静に法律に沿った対応することを大切にしています。

気持ちに寄り添うこと、冷静に対応することのどちらも大事にしていらっしゃるということですね。その他に、ご相談者様に対応する上で大事にしていることはありますか。

ご相談者様が話しやすい雰囲気を作るようにして、問題の本質をきちんと聞き出すことを意識しています。

なぜなら、ご相談者様が当事務所に依頼される手続きと、問題の本質がズレている場合があるから。依頼の裏に本質的な課題が隠されている場合が多く、ご相談者様のお話をうかがった上で、「その状況ならこっちの手続きを進めた方がいい」と依頼内容以外の提案をすることもあります。

単純に頼まれたことだけを対応するのでは根本的な問題解決ができないと思っているので、いかに本質を見出して、そこに対していかに的確なアドバイスができるか、これが重要だと思っています。

その結果、「先生に頼んで良かった」とご相談者様が喜んでくれた時は、いい仕事ができたなと思いますし、やりがいにつながりますね。

家族にとっての幸せを反映できる、家族信託に力を注ぐ

現在、家族信託に力を入れていらっしゃるようですが、その理由と今後の展望をお聞かせください。

家族信託は比較的新しい制度です。事例が少ないので、あまり人が手を出さない分野でもあるのですが、とてもいい制度だと思っています。

家族信託と少し似た制度に後見制度というものがあります。

後見制度というのは、認知症や意思能力がなくなった人の財産を守るのが仕事なのですが、以前に関わった事例で、お孫さんが医大に合格して多額の授業料が必要なのに、後見制度を利用していたために名義人の口座からは1円も出せなかったことがありました。

このおじいさんが元気だったら、孫のために喜んで授業料を出すと思うんですよね。

でも、医大の授業料の数倍の預貯金があっても、本人のため以外の支出は許されません。

後見制度は財産を守る素晴らしい制度ですけど、そこに違和感を感じてしまって。

家族信託であれば、たとえば契約書の中に「親類が学費等として必要な場合は出費できる」と入れておけば、それを叶えられるんですよね。その人の本当の意思を反映できるし、その方が家族全員が幸せだと思うんです。

家族のために臨時に出費がある時は、個人の裁量で使うことができ、家族に合わせた設計ができる。ある種コンサルティングのような要素も持っていて、自分がやりたいのは家族信託の方だなと思いました。

もちろん、後見制度が適切なケースもありますが、選択肢のひとつとして家族信託をもっと広めていきたいです。

その人の気持ちを反映できる家族信託は、ぜひ選択肢のひとつに入れたいですね。では最後に、相続に悩まれている方にメッセージをお願いします。

「司法書士事務所は敷居が高いな」と思わずに、ぜひ気軽に相談していただきたいですね。

今はネットに情報がたくさん出回っていますが、ご相談者様の状況によって手続きの進め方は変わってくるので、ネットの情報だけで判断するのは難しいです。「こんなこと相談していいの?」と遠慮する方もいると思いますが、本来はそんな方にこそ相談していただきたいです。

相談したとしても「大丈夫だった」「心配いらなかった」という場合がほとんど、それだけでも「安心感」につながりますからね。そのために相談は無料にしています。

相談しているうちに新しい気付きや課題の本質が見えてきて、別の角度からアドバイスできたり、新しいアプローチを紹介できたりします。

事務所にいらっしゃらなくても、メールや電話でも構いませんから、ぜひお気軽な気持ちで相談してください。

プロフィール

さっぽろ福助司法書士事務所
代表司法書士 福井 拓史

 

札幌司法書士会:第863号
簡裁訴訟代理等認定番号:第1443018号
一般社団法人 民事信託協会
民事信託士:登録番号18-03-40号

 

さっぽろ福助司法書士事務所_福井拓史司法書士_プロフィール

取材を終えて感じた先生の人柄

安心して任せられる専門家としての冷静さを感じる一方で、ご相談者様の気持ちや問題の本質を汲み取り一人ひとりに合ったサービスを提供する、人情味溢れる対応が印象的な福井先生。表面的な問題だけでなく、深い事情や家族の状況まで加味して提案してくれる、温かさと丁寧さがある先生です。

家族信託に積極的に取り組んでいるのも、「家族の意思が反映されて、相続によって後悔したり不幸せになる人が生まれないようにしたい」という、強い想いを感じました。

「札幌が好きなので、もう札幌は出ませんよ」と笑顔で地元愛を語る福井先生は、今後も永く札幌で相続にお困りの方を助けてくれる頼もしい存在だと感じた取材でした。

事務所概要

名称
さっぽろ福助司法書士事務所
資格者
代表 司法書士 福井 拓史
所在地
北海道札幌市西区山の手1条13丁目1番11号
電話番号
050-7587-4419

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営業時間
平日 10:00~18:00
※事前のご予約で土日祝日・時間外も対応可能
定休日
土曜日・日曜日・祝日
対応エリア
北海道
所属
札幌司法書士会:第863号
簡裁訴訟代理等認定番号:第1443018号
一般社団法人 民事信託協会
民事信託士:登録番号18-03-40号
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事務所情報掲載日:2024年3月27日

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