「困ったら三田さんに」と思い浮かべていただける司法書士になる
愛知県名古屋市の名古屋駅より徒歩5分の事務所で、相続の幅広い相談に対応している司法書士事務所さんた。代表の三田友明司法書士は、「ただ書類を作成して手続きをするだけではなく、お客様の話を聞き、問題や悩みごとを解決するのが司法書士の役割」と語られます。「いつでもどこでも対応できるフットワークの軽さ」を信条としている三田司法書士に、相続業務へのこだわりやお客様対応への姿勢についてお話しいただきました。
生前対策から不動産の売却まで幅広いご相談に対応
まずは相談にいらっしゃるお客様について教えてください。どのような相談にいらっしゃる方が多いのですか?
生前対策として、遺言書の作成に関するご相談をいただくことが多いですね。すでに相続が発生している方からのご相談ですと、相続登記のご相談も多くいただいています。相続登記に付随して、「銀行の口座に財産が残っているので、銀行の手続きもまとめてお願いしたい」「相続した不動産の売却についても相談したい」というご相談をいただくこともありますね。
不動産の売却をご希望の場合には、提携している不動産会社をご紹介させていただいて、買取や査定に関する具体的なお話ができるようにしています。ほかにも相続税のことを心配されるお客様も多くいらっしゃいますので、そうした場合は提携している税理士の先生と連携して、ご対応をさせていただいています。
相続登記のご相談も多いということですが、相続登記が義務化された影響を感じることはありますか?
義務化の影響はあると思いますね。当事務所にご依頼いただく方も増えていますし、日常的な業務で法務局に行くと、ご自身で相続登記をされようとして、相談窓口で質問されている方を目にする機会も増えてきているので。注目度は上がってきていると感じています。
どのような経緯で事務所のことを知って、相談に来られる方が多いのですか?
ご紹介で相談にいらっしゃる方がほとんどですね。法務局や愛知県の司法書士会から当事務所のことを紹介いただいて、ご相談にいらっしゃるお客様です。あとは、事務所として不動産登記も多く扱っていることもあって、不動産の登記をさせていただいた売り主様・買い主様からご相談をいただくことも多いですね。お仕事でご一緒してから数か月や数年経ってから、相続のご相談をいただくということも珍しくありません。
どんなに小さなことでも気軽に相談できる司法書士
相続のご相談に対応される際に、どのようなことを心がけていますか?
相続の説明は難解になりがちなので、あまり専門用語を使わずに、分かりやすくご説明するように心がけています。それから、お客様のご意向を引き出して、そこから話を広げていくということですね。これは、独立する前に勤務していた事務所で教えていただいたスタイルなのですが、独立した今も変わらず大切にしています。
ご相談の会話の中からお客様の性格を把握し、どのようなことに重きを置いているのかを理解する。それが分かれば、よりお客様にとって負担の少ない方法で、スムーズに手続きを進められます。相続の手続きが億劫な方には、「こういう手続きをしますので、これだけの書類を用意してください。あとはこちらで手続きできます」とご案内ができますし、料金面を気にされている方には、「この手続きはご自身でもできるので、ここまでやっていただければ料金を抑えられます」といったご提案をすることもできます。
あとは、基本的に「お堅い司法書士事務所」ではないということを意識しているので、相談時間や相談方法も、できるかぎりお客様にあわせて柔軟に対応するように心がけています。
お客様との対話を大事にされていると感じたのですが、お客様とコミュニケーションをとるうえで気を付けていることはありますか?
この仕事をしていると、「先生」と呼ばれることが多いのですけれど、私は「三田先生」と呼ばれるのがあまり好きではなくて。「先生ではなくて『三田さん』でお願いします」というお話をさせていただいているんですね。私からお客様への会話も、失礼にあたらないくらいに、親しい友人や親戚と話すトーンを意識しています。「何か困ったことがあったら、いつでも連絡してくださいね」と。
そのおかげか、司法書士業務ではないご相談に来られる方も多くいらっしゃいます。私で解決できないご相談は、提携している他分野の専門家を紹介させていただくのですが、「よく分からないけど三田さんに聞いてみよう」といった感覚で声をかけていただけているので、本当にありがたいですね。私としては仕事にならなくても、雑談で終わっても構わないと思っているので、どんな小さなことでも気軽に相談していただける司法書士でありたいですね。
いつでもどこでも駆けつけるフットワークが強み
それではお言葉に甘えまして、三田さんと呼ばせていただきます。三田さんはどのようなきっかけで司法書士を目指されたのですか?
1番のきっかけは、大学時代に祖父が亡くなったことです。そのときに必要になった相続の手続きを司法書士の先生がサポートしてくれて、そこではじめて司法書士という職業を意識しました。もともと法律関係の職業には興味があって、同じ大学でも司法書士を目指している友人がいたこともあって、実際に司法書士の仕事を目の当たりにしたときに「司法書士って、すごく良い職業だな」と思ったんです。
そこから本格的に司法書士を目指して、勉強をはじめました。大学在学中には司法書士試験に合格することはできなかったのですが、卒業後も勉強を続けて試験に合格し、先ほど少しお話しした事務所で経験を積ませていただいたうえで当事務所を開業しました。
独立する前に勤めていた事務所では、どのような業務を扱っていたのですか?
業務の7~8割が不動産登記という事務所で、主に新築物件の登記を担当していました。このときにお世話になった不動産会社の方々は、今も提携先として一緒に仕事をさせていただいています。また、事務所が大通りに面していたこともあって、飛び込みでご相談にこられるお客様も多くいらっしゃいました。相続のご相談にも多く対応させていただきましたね。難しい専門用語は使わず、お客様のご意向を引き出す対応スタイルは、このときに先輩から教えていただいたものです。
事務所にお勤めになっていたときのスタイルを大切にされていると感じたのですが、事務所を開業されてから新しくはじめた取り組みはありますか?
私が勤めていた事務所は、場所柄もありお客様に来ていただく形式の事務所でした。それなので、独立開業する際にはこれまでと違って、積極的にお客様のところにお伺いするスタイルにしようと思ったんです。「来てもらうのではなく、出向く方がお客様のためになるのではないか」と考えてのことです。いつでもどこでも対応するフットワークの軽さには、自信がありますね。
そもそも私は、面倒くさがりな性格なんです。自分が病気になっても、「病院の方から来てくれたらいいのに」と思ってしまうくらいです(笑)「私みたいな面倒くさがりは、ほかにもいるのではないか」と考えて、愛知県内の無料出張相談を実施しています。これは、「お客様の労力を使わせない」ということを第一に考えての取り組みです。もちろん事務所までお越しいただいてのご相談も歓迎していますし、出張相談でも家には来てほしくないという方には、近所の喫茶店などでお話を伺うこともあります。
専門家に相談ではなく「三田さんに相談」を目指す
これから力を入れていきたい取り組みなど、今後の展望として考えているものを教えていただけますか?
相続のどんな質問を受けてもパッと答えられる、幅広い知識を身につけていきたいですね。私の方で解決できることであれば、その場で解決への道筋を説明させていただき、他の専門家の協力が必要になることは、すぐに専門家を紹介させていただく。「どうすれば解決できるのか」をすぐに説明して、お客様のご不安を解消できる司法書士でありたいと考えています。
たとえば、相続税に関する質問は税理士の領域なので、私は司法書士として相談に応じることはできないのですが、一般的な質問には答えることができます。いつでも気軽に質問できる関係をお客様と構築し、ちょっと気になることがあればいつでも質問していただいて、詳しい相談が必要になるようであれば「これは税理士の先生に聞いた方が良いので、信頼できる先生を紹介しますよ」とご案内させていただく。こんな対応ができる司法書士でありたいなと考えていて。
相続税に限らず、できるかぎり幅広い相続の知識を身につけることで、スムーズにお客様のお悩みを解決できるようになりたいと考えています。
最後に、相続に悩まれている方にメッセージをお願いします。
まずは、専門家に問い合わせをしてみる。そこからはじめてみていただきたいですね。その中で当事務所も候補に入れていただけるのであれば、当事務所に対しては「専門家に問い合わせる」ではなく、「何でも相談にのってくれる『三田さん』という人に聞いてみる」といった軽い気持ちでご連絡いただければと思います。
本当にどんなご相談でも大丈夫です。私では解決できないことであっても、解決策をお話しすることはできると思っていますので。さすがに、あまりにも変なことを聞かれたら、私の方がびっくりしてしまうかもしれませんが(笑)最終的に雑談で終わってしまっても大丈夫です。
専門家に相談するというと、「こんなことを聞いていいのだろうか」と心配をされる方も多いかと思います。でも、当事務所はそうしたご心配は不要です。どんなことでも大丈夫なので、ご相談がございましたら遠慮なくご連絡ください。
取材を終えて感じた先生の人柄
「どんなことでも大丈夫なので、困りごとがあれば相談してほしい」とお話しいただいた三田司法書士。「雑談で終わっても大丈夫です」という言葉は、専門家に相談しても良いのか悩まれている方にとって、とても心強いものだと感じました。
本来の性格は面倒くさがりで、病院に行くのも面倒で「お医者さんの方から来てほしい」とまで考えていることから、お客様のところに出向かれるスタイルを採用したというお話も印象的でした。「フットワーク軽く、お客様の労力を使わせないように」というポリシーを、本当にお客様のために突き詰められていることが分かります。
どんな相談にも親身に対応してくれる相続の専門家が、フットワーク軽くいつでも駆けつけて来ていただける。それだけでも十分にありがたいことですが、さらに「とりあえず三田さんに聞いてみるか」と気楽に相談までできることの頼もしさを実感した取材となりました。
事務所概要
- 名称
- 司法書士事務所さんた
- 資格者
- 司法書士 三田 友明
- 所在地
- 愛知県名古屋市中村区太閤3丁目7番76号
- 電話番号
- 050-7587-4662
※「相続プラスを見た」とお伝えいただくとスムーズです
- 営業時間
- 平日 9:00~18:00 ※ご予約で土日祝日も対応可能
- 定休日
- 土曜日・日曜日・祝日
- 対応エリア
- 全国
- 所属
- 愛知県司法書士会:第1935号
簡裁訴訟代理等認定番号:第1218035号
公益社団法人 成年後見センター・リーガルサポート:会員
- 事務所の特徴
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メールで相談する事務所情報掲載日:2024年4月11日
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