相続手続きを行う中で大変だったこと、面倒だったこと

相続放棄手続きで最も大変だったのは、父が残した銀行口座の解約手続きでした。父は複数の銀行に計6つの口座を持っており、そのすべての口座情報を把握するのに相当な時間がかかりました。特に問題だったのは、各銀行が異なる書類を要求し、手続きを進めるために何度も平日に休みを取らざるを得なかった点です。さらに、父が所有していたアパートの家賃収入に関する手続きも一筋縄ではいかず、物件の管理や各種契約の解除に多くの時間と労力を費やしました。

事前にやっておけばよかったとこと、後悔したこと

最も後悔しているのは、父が生前に遺言書やエンディングノートを作成していなかったことです。父は突然亡くなったため、相続に関する事前の話し合いが一切できませんでした。特に、父が所有していた不動産に関しては、全て父が一人で管理していたため、亡くなった後に何をどう手続きすれば良いのか全く分からず、手続きが混乱しました。もし事前に遺言書を作成してもらい、信頼できる不動産業者と連携を取っておけば、スムーズに手続きを進めることができたと思います。

事前にやったこと、やっておいてよかったこと

唯一やっておいてよかったのは、父が亡くなる前に家族全員で家族会議を開き、相続に関する基本的な知識を共有しておいたことです。具体的には、父のローンや借金の詳細をまとめ、遺産分割についての基本的な考え方を話し合いました。また、相続放棄の手続きについても事前に調査し、専門家に相談する準備をしていたため、手続きが始まってから慌てることなく進めることができました。

トラブルの内容

最も大きなトラブルは、遠方に住む兄との間で発生しました。父が残した遺産についての理解が兄と私で異なっており、兄は父が生前に作成したとされる非公式なメモを遺言書として主張し、それに基づいて遺産を分配しようとしました。しかし、そのメモは法律的に有効な遺言書とは認められず、兄が独断で財産を売却しようとしたことにより、家族全員が混乱しました。

トラブルをどう解決したか

トラブル解決のために、私は直ちに弁護士に相談し、専門的なアドバイスを求めました。弁護士は、まず兄が主張している非公式なメモの法的無効性を確認し、兄との交渉においてそれを明確に示すことから始めました。さらに、弁護士の助けを借りて正式な遺産分割協議を行い、全ての相続人が納得できるような合意を形成しました。弁護士は私たち家族全員の代理人として、兄との交渉に立ち会い、冷静かつ公正な話し合いが行われるようにサポートしてくれました。

トラブル発生から解決まで

3か月

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専門家に依頼した

専門家に依頼した理由・決めて

相続トラブルを専門家に依頼した最も大きな理由は、裁判所に行ったり、複雑な書類を集める時間が自分にはなかったためです。特に、遠方に住む兄との間で発生したトラブルは、個人の力だけでは解決が困難であると感じました。

専門家に依頼して良かった点・悪かった点

弁護士に相続トラブルを依頼して良かった点は、法的手続きの全体像を明確に理解できたことです。特に、相続放棄や遺産分割協議など、自分では理解しづらかった複雑な法律事項について、弁護士から的確な助言を受けることができました。

悪かった点は、連絡がスムーズでなかったことです。