兵庫県 33歳女性
2024年8月掲載- 相続発生
- 2018年
- 発生から着手まで
- 死去した日から3ヶ月以内
- 相続発生から完了まで
- 約半年
- 財産総額
- 500万円~1000万円未満
現金・預貯金/有価証券/貴金属/自動車
- 負債総額
- 負債を相続していない
- 家族構成
※投稿者は代理人年齢(性別) 被相続人との関係 被相続人 92歳(男性) 本人 相続人1 27歳(男性) 孫 相続人2 25歳(男性) 孫 相続人3 82歳(男性) 配偶者
突然巻き起こった相続トラブル。四苦八苦しながらもなんとか自分で解決した件
姉弟3人に両親2人という家族構成の中で起こった今回の相続問題。正直なところ、普段から親を介さずに姉弟が交流することがほとんど無かったので、今回は最初からお互いの我を通すばかりで問題が全く進展せず、本当に苦労しました。普段からもう少し交流があれば、お互いに一歩退いた形で穏便な会話ができたのかもしれません。そう考えると、敢えて第三者である専門家に立ち入ってもらって、交渉や手続きを全て一任することもありかな?というのが本音です。もちろん、多少の費用は掛かってしまいますが、今後の親族間のいざこざや嫌悪が少なくなることを考えれば、同じような悩みを抱えている方には「まずは相談だけでもいいから、とにかく専門家の活用を検討してたらどう?」と是非アドバイスしたいです。
相続全般について
相続手続きを行う中で大変だったこと、面倒だったこと
まず最も大変だったのが、亡くなった叔父が管理していた全資産の把握でした。預貯金などは通帳やキャッシュカードを通じて把握できたのですが、難しかったのが投資用に管理していた不動産物件2件と有価証券などの財産。これらを把握するまでにまず1ヶ月程度はかかった上、専門的な知識が無いため弁護士への相談も含めてある程度の費用が発生しました。それらの費用は私が建て替える形で事前に支払っており後々、亡くなった叔父の家族から徴収する予定だったのですが、これらもすんなりと支払ってもらえず交渉をより難しくさせる要因になってしまいました。
事前にやっておけばよかったとこと、後悔したこと
1つめは、亡くなることを想定したエンディングノートの作成や遺言書の作成などを行っていなかったこと。これらのどちらか1つでもあれば、まだもう少し交渉や相続完了までの時間と手間を減らせたと思います。2つめは、直接の親族である配偶者と子ども達の対応が終始遅かったこと。事前にこれらの人々としっかり交渉しておけば、もう少し楽に手続きを済ませられたのかも、と後悔の連続でした。
事前にやったこと、やっておいてよかったこと
私に交渉の全てを一任した母との事前の相談と口裏合わせ、専門家(弁護士)への法律相談とインターネットを活用した情報収集
相続トラブル
トラブルの内容
最も近い相続者である祖母は特に問題在りませんでしたが、問題だったのが私の母の弟妹の2人との交渉でした。彼らは年齢的にも相続に関する手続きを面倒に感じているにも拘わらず、相続に関する権利の主張だけは最初から強行してきたため、長女である私の母ひとりでは手に負えず、その娘である私が母の代理人として活動することに。ただ、私自身も法律的な知識を持ち合わせているわけではないので叔父、叔母とも交渉には終始苦しめられました。
トラブルをどう解決したか
弁護士への相談は当初、無料相談を活用した上で更に必要に応じた法律相談を活用しました。ある程度それらの準備が整った段階で、必要な書類を事前に準備した上で母を交えた全ての相続人を集めた会議を開催。当初は祖母と母以外の2人が自己の権利を主張するばかりで話は平行線に。2回目までは祖父の資産の説明や配分率と金額など情報の公開のみに努め、自分勝手な発言をする彼らへの対応は我慢しつつ放置しました。その後、3回目の段階で私から、弁護士に相談した上でどういった配分を行うことが法律的に順当なのかを説明。弁護士からの助言があることを知った叔父叔母はトーンダウン。4回目の段階で叔父側も弁護士に相談した上で私の提案と変わらない内容だっ事から、私の提案を飲むという意見をもらいました。叔母に関しても叔父が折れたことや自分で弁護士を活用する費用をかけたくなかった事から最終的には納得する形に。
トラブル発生から解決まで
6か月
トラブルについて専門家に依頼しましたか
専門家に依頼していない
専門家に依頼しなかった理由
遺産の総額は結構な金額でしたが、できるだけ身内だけの形で交渉を終えたかった気持ちが強く、それが専門家を入れなかった一番の理由でした。また、事態が必要以上に伸びるようであれば専門家の活用も考えていたのですが、私が想定したよりも少し早い段階で交渉が上手くいきそうだと感じた事も、自分で解決した理由の1つでした。
専門家に依頼しなくて良かった点・悪かった点
相談しなかったことで、とにかく問題を親族内で解決できた満足感が一番大きかったです。その上で、余計な費用や手間をかけず終えられたこと、残念ながら親族の恥を外部の人間に見せずに済んだことも、結果論ですが良かった点と言えるかもしれません。ただ、弁護士という役職名を交渉で出すまでの間は相手側も強硬な意見で我を通していたので、最初の段階から専門家の存在をちらつかせることができていれば、もっとスピーディに解決できたかもしれない、という後悔はありました。
専門家に依頼しなくて大変だったこと
一番大変だったのは、資産状況の確認でした。これも、専門家が入ったり一任することで、もう少し簡単に調べることができたのかもしれません。特に、銀行など金融機関に対して情報の開示を求める際には、親族である事を証明する手続きに時間と手間がとても掛かりました。
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