「誰に相談すればいいのか分からない」をワンストップで解決する
大阪府東大阪市の布施駅前と、大阪市中央区の本町・心斎橋駅前の二拠点で、相続に関するあらゆる相談に対応している司法書士法人 リーガルクリニック。グループ内に司法書士・行政書士・土地家屋調査士・測量士・宅地建物取引士が在籍しており、さらに弁護士・税理士・社労士といった士業や銀行・保険会社・不動産会社等とのネットワークによって、総合的な相続サービスを提供していることが特徴です。代表を務める丸山司法書士に、ワンストップであらゆる手続きに対応できる体制づくりや、問題解決へのこだわりについてお話しいただきました。
相続のあらゆる手続きを任せられる専門家集団
まずは相談にいらっしゃるお客様について教えてください。どのような相談にいらっしゃる方が多いですか？
ご家族がお亡くなりになって、相続の手続き全般についてご相談にいらっしゃる方が多いですね。不動産や預貯金の名義変更をはじめ、遺産分割協議書の作成や戸籍の収集といった、相続の手続きで必要なことをまとめてお願いしたいというご相談です。
ありがたいことに、私たちリーガルクリニックがこうした手続きにまとめて対応していることを知ってくださって、ご相談いただく方も多くいらっしゃいます。私たちは専門家との連携により、相続税の申告や不動産の売却、遺品整理といったこともワンストップで対応できるので、こうした業務も含めて相続のことをまとめてご依頼いただく、ということも多いですね。
ご説明いただいたような、相続のことを全部お願いしたいというご相談にお応えする際に、何か心がけていることはありますか？
まずはお客様のお話を聞くということ。そのうえで、全部の手続きが私たちのような専門家じゃないとできないわけではない、ということをお話しするようにしています。
戸籍を集めたり、遺産分割協議書を作ったり、不動産の登記をしたり。こうした手続きをお客様が行うのは大変ですが、たとえば預貯金の解約であれば、私たちの方で遺産分割協議書を作ってしまえば、あとはお客様が銀行に持って行くと結構簡単に手続きができてしまうんですね。
それなので、「相続の手続きを全部やってほしい」とご依頼をいただいたとしても、「実はこの手続きはそんなに難しくないので、ここまで私たちがやりますので、ここから先はご自身でやられた方が安くなりますよ」といったご提案を差し上げることもあります。
「じゃあその部分は自分でやってみます」ということであれば料金を抑えられますし、「足腰も悪いしお任せしたい」ということであれば、全部まとめてご対応させていただく。全部まとめて対応できる体制は整えていますが、必ずしも全部やらせていただくのではなく、お客様とお話をしながらご対応させていただく範囲を決めていく、ということを意識しています。
どんなことでも気軽に相談できる、相続の相談窓口
事務所名である「リーガルクリニック」の由来を教えていただけますか？
法律の相談ができる職業として、弁護士と司法書士がありますが、私はその違いを説明するときに、よく病院をたとえに使っているんです。「弁護士は総合病院のドクター、司法書士は診療所のかかりつけのお医者さんですよ」といった説明です。そして司法書士であるからには、何でも気軽に相談できる「法律の診療所」でありたいと考えて、法律（リーガル）の診療所（クリニック）を目指して「リーガルクリニック」という事務所名が生まれました。
何でも気軽に相談できるというのは、クリニックのイメージにピッタリですね。お客様が何でも気軽に相談できるように、心がけていることはありますか？
色々あるのですが、まずは駅から近いところに事務所を構えるということ。行きやすいところで、パッと相談に行けるということですね。ご高齢の方など、事務所までお越しいただくことが難しい方に対しては、こちらから出向いての相談も行っており、相談への物理的なハードルを下げるように心がけています。
他には、相続のご相談であれば、初回の相談を無料としていることですかね。やはり気軽に相談していただくためには、お金のことを気にせず相談できることが大事だと思いますので。
あとは、専門家としてではなく、窓口としてお話を聞かせていただく姿勢を大切にしています。私たちは「どこに頼んだらいいか分からない、誰に相談すればいいのか分からない方でも、相談して大丈夫ですよ」とアナウンスをしているんですね。「まずはお話を聞かせてください」と。
お話を聞かせていただいたら、私たちの方でできるサポートをご提案させていただきますし、仮に私たちができない業務であったとしても「これは弁護士の先生、これは税理士の先生、ここは銀行に行った方がいいですね」といったご案内ができます。このように、たとえ私たちの仕事につながらなくても、相談先を必ず紹介させていただくという取り組みを行っています。
「誰に相談すればいいのか分からない」という状態でも、私たちにお話しいただければ、何をすればいいのかが見えてくる。これも、気軽に相談していただくために心がけていることですね。
「誰に相談していいのか分からない」という状態の方でも相談できるのは心強いですね。他にも、事務所の強みや特徴とされているものはありますか？
先ほどお話しさせていただいた、「誰に相談すればいいのか分からない」という状態でも、私たちに相談いただければ問題を解決できるということですね。相続のあらゆる問題を解決できる、事務所の体制が強みだと考えています。
私たちリーガルクリニックには、司法書士・行政書士・土地家屋調査士・測量士・宅地建物取引士が在籍しており、相続から不動産の売却までワンストップで対応することができます。さらに、弁護士・税理士・社労士といった士業の先生方や、銀行・保険会社の方々とも深く連携しており、こうした体制によって、「リーガルクリニックに相談すれば、相続のあらゆる問題を解決できる」ということを実現しています。
組織の規模や連携されている専門家の幅広さが、独自の強みになっているということですね。
そうですね。あとは、私を含めて5名の司法書士が在籍しているので、司法書士業務としても質の高いサービスが提供できる体制になっていると自負しています。司法書士といっても、それぞれに得意分野がありますので。
私ともう1人の司法書士は、司法書士事務所だけでなく弁護士事務所での勤務経験がありますし、女性の司法書士も在籍しておりますので、女性に相談したいというニーズにも応えることができます。最近ご相談が増えている家族信託についても、専門分野として深い知見を有している司法書士がいますので、お客様の状況やご要望にあわせて、最適なメンバーで対応できるということも、私たちの特徴だと思います。
お客様の目的を理解して、最適な解決策を提案する
お客様からのご相談に対応するにあたり、心がけていることを教えてください。
「単に手続きをするだけの専門家ではなく、お客様の悩みを解決する専門家である」ということは、事務所全体として意識しています。
たとえば、「不動産を息子に贈与したいので、名義を変更してほしい」というご相談をよくいただくのですが、そのまま名義を変更するのではなく、まず「なぜ名義を変更したいのか」という事情をお伺いするようにしています。お客様が「贈与したい」と言われても、その背景にある事情によって、最善の解決策は異なってくるからです。
先ほどの例ですと、贈与によって不動産の名義を変更する場合、相続によって不動産の名義を変更する場合と比べて税金の額が大きくなることが多いため、贈与以外の方法でお客様のニーズを実現する方法がないか検討する必要があります。
贈与にこだわる事情がなければ、生前はご自身の名義にしておき、相続が起きるまで待ってから名義を変えることも一つの方法です。「相続まで待つと争いが起こりそうなので、生前に名義を変えておきたい」ということであれば、遺言書を作成することで争いを回避できるかもしれません。
お客様からのご相談が「贈与したい」であったとしても、その解決策は背景にある事情によって異なってくる。だからこそ私たち専門家の役割は、お客様のお話をよく聞き、真の解決策を探して実現することだと思うのです。この考えは、事務所のメンバーとも常に共有するようにしていますね。
事務所全体で共通の意識を持つために、何か取り組んでいることはありますか？
定期的に行っているような取り組みではありませんが、事務所のメンバーとのコミュニケーションの中で、目的を聞き出すことの大切さを話すことは多いかもしれません。
よく話をするのが、「町でおばあちゃんに薬局への行き方を聞かれたらどうする？」といった質問です。「近くの薬局を調べてあげる」「薬局まで案内してあげる」色々な答えが考えられますが、私は「なんで薬局に行きたいのか聞いた方がいいな」という話をするんですね。
もし薬を買いたいのであれば、コンビニで売っているかもしれないし、薬じゃないものを探しているのであれば、別の所に案内した方がいいかもしれない。薬局に行くことは目的ではなく手段なので、まずは目的を確認することが大事ということです。
研修とまではいかないですが、こうした話を定期的に事務所のメンバーとすることで、目的を聞き出して解決策を提案することの大切さを共有するようにしています。
これまでのお話から、司法書士が提供できるサービスの可能性を、とても広く捉えられていると感じました。丸山先生はどのようなときに、司法書士という仕事のやりがいを感じますか？
ご相談にいらっしゃったお客様の問題を、ワンストップですべて解決できたときですね。「相続の手続きが必要だけど、何からはじめれば良いのかも分からない」という方の窓口となって、必要な手続きや困りごとを全部まとめて解決する。これが私たちリーガルクリニックの強みですので、実際にワンストップで解決できたときにはやりがいを感じます。
最近の例ですと、境界が曖昧な不動産の相続についてご相談をいただいて、社内外の専門家が一丸となって解決したことがありました。まずは土地家屋調査士が境界を確定し、不動産を売却したのですが、買い主様についている仲介業者さんが住宅ローンについて明るくなかったので、私たちの方で銀行を紹介して住宅ローンをつけてもらいました。司法書士として相続手続きを行う中で、並行してこうした不動産の売却についてサポートさせていただいたので、最終的には司法書士・土地家屋調査士・宅地建物取引士・銀行というチームで問題を解決したことになります。
お客様がこれだけの専門家とやり取りするのは大変なことですし、提出する書類や情報の共有だけでも大きな負担になります。こうしたご相談を窓口一つで解決できるサービスというものを、これからも磨いていきたいですね。
社会問題の解決に寄与できる専門家集団でありたい
これから力を入れていきたい取り組みなど、今後の展望として考えているものを教えていただけますか？
相続登記の義務化とあわせて、空き家の問題に重点的に取り組みたいと考えています。
令和7年に団塊世代が後期高齢者となることから、大相続時代を迎えると言われています。それに伴って、空き家の問題も今以上に表面化してくると思うのです。空き家は相続を理由に発生することが多いため、相続登記の義務化や、相続土地国庫帰属制度といった新しい制度もスタートします。それでも空き家の相続や管理に悩まれる方は増えてくると思いますので、そうした方々のお力になれるように、相続についての情報を積極的にアナウンスし、不動産会社等の他業種の方々との連携にもより一層力を入れて、空き家問題の解決に少しでも寄与したいと考えています。
空き家に関するご相談も増えてきているのでしょうか？
そうですね。最近も「このままだと空き家になってしまう」というご相談をいただきました。田舎にある建物に関するご相談で、その建物は道路に接しておらず建て替えることができない状態だったのです。田舎の古い建物で、建て替えもできないので、売ろうと思っても売れないし、そもそも相談に乗ってくれる不動産会社も見つからない。
お客様としてはタダでもいいので処分したいという状態だったので、私たちの方で連携している不動産屋さんと協力して、隣地の方に1件1件お声かけをして、1円で買い取ってもらって何とか処分できたということがあります。
隣地の方にまでお声かけをしてくれるというのは驚きです。
こうしたケースで、相談に乗ってくれる不動産屋さんが見つからないということもよく分かります。空き家の処分だけでは利益が見込めないので、不動産屋さんとしても受けられないだろうなと思いますので。
しかし私たちは、相続全体のご相談の中で対応できるという面もありますし、何より空き家は社会問題になっているので、何とか解決に寄与したいと思っています。ここは利益云々というよりも、会社として社会問題解決のために何とかしたいという考えですね。
最後に、相続に悩まれている方にメッセージをお願いします。
相続が発生すると、さまざまな手続きが必要になります。法律に関することや税金に関することを調べ、必要書類を集めて役所で手続きを行い、さらに銀行や保険会社での手続きもしないといけない。大切な方を亡くした後に、こうした手続きを1人で行うことは本当に大変なので、まずは専門家に相談をしてみてほしいですね。
これまで相続のご相談に数多く対応してきましたが、相続のご相談にいらっしゃる方が一番求めているものは、「話を聞いてくれる相手を探している」ということだと考えています。先ほどお話ししたように、相続はやらないといけない手続きが多岐にわたるので、まず何から手を付ければいいのか、誰に相談すればいいのかが分からない。その状態で必要なことは、困っていることを全部話して、どうすればいいのかを教えてもらうことだと思うのです。
私たちリーガルクリニックは、こうした「誰に相談すればいいのか分からない」という状態でのご相談に対し、ワンストップですべての問題を解決できる体制を整えています。お客様にとってよりよい相続になるようにサポートいたしますので、ぜひ私たちにお任せいただければと思います。
プロフィール
司法書士法人 リーガルクリニック
代表 司法書士 丸山 浩介
平成6年：奈良県生駒市立鹿ノ台中学校卒業
平成9年：同志社香里高等学校卒業
平成13年：同志社大学法学部法律学科卒業
平成16年：司法書士試験合格
平成17年：大阪司法書士会、日本司法書士会連合会に入会。司法書士登録、簡裁訴訟代理権業務認定
平成20年：東大阪市に司法書士丸山事務所を開設
平成24年：事務所名を司法書士事務所 リーガルクリニックに改称、事務所を東大阪市・近鉄布施駅前に移転
平成27年：司法書士法人 リーガルクリニックを設立
令和3年：大阪司法書士会会長表彰
大阪司法書士会：第2885号
簡裁訴訟代理等認定番号：第412456号
大阪司法書士会：理事
日本司法書士会連合会
大阪司法書士会 河内支部：役員
東大阪市役所における司法書士による無料法律相談：登録相談員
司法書士総合相談センター北：登録相談員
司法書士総合相談センター堺：登録相談員
クレジット・サラ金ホットライン：登録相談員
多重債務問題に積極的に取り組んでいる会員リスト登載者
同志社校友会大阪支部 士の会：世話人
同志社大学政法会 大阪支部：役員
同志社不動産会 R・Eクローバー倶楽部：世話人
取材を終えて感じた先生の人柄
相続に関するあらゆる問題をワンストップで解決できる司法書士法人 リーガルクリニック。「誰に相談すればいいのかも分からない」という状態でのご相談であっても、一つの窓口ですべて解決できてしまう、強固な専門家ネットワークを構築されてきた丸山先生の熱量がとにかく印象的でした。
相続に関するすべての手続きをまとめて対応できる体制を持ちながら、お客様が自分でできる手続きを教えて料金を抑えたり、空き家問題解決のために採算度外視の対応をしたりと、自社の利益と反する活動もされている。そんなことができるのも、お客様の問題解決・社会の問題解決にかける強い想いがあってこそなのでしょう。
すべての問題を解決するための覚悟の大きさと、すべてを任せられる頼もしさを感じた取材となりました。
事務所概要
- 名称
- 司法書士法人 リーガルクリニック 本町オフィス
- 資格者
- 代表 司法書士 丸山 浩介
代表 司法書士 山根 鉄平
- 所在地
- 大阪府大阪市中央区博労町3-4-15 ACN心斎橋博労町ビル401
- 電話番号
- 050-7587-3198
※「相続プラスを見た」とお伝えいただくとスムーズです
- 営業時間
- 平日 9:00～18:00 ※ご予約で土日祝日も相談可能
- 定休日
- 土曜日・日曜日・祝日
- 対応エリア
- 大阪・関西エリア
- 所属
- 丸山 浩介
大阪司法書士会：第2885号
簡易訴訟認定番号：第412456号
大阪司法書士会：理事
日本司法書士会連合会
大阪司法書士会 河内支部：役員
東大阪市役所における司法書士による無料法律相談：登録相談員
司法書士総合相談センター北：登録相談員
司法書士総合相談センター堺：登録相談員
クレジット・サラ金ホットライン：登録相談員
多重債務問題に積極的に取り組んでいる会員リスト登載者
同志社校友会大阪支部 士の会：世話人
同志社大学政法会 大阪支部：役員
同志社不動産会 R・Eクローバー倶楽部：世話人
山根 鉄平
大阪司法書士会：第3463号
簡易訴訟認定番号：第612285号
公益社団法人 成年後見センター・リーガルサポート：正会員
法テラス（日本司法支援センター）：相談登録司法書士
司法書士総合相談センター北：登録相談員
BNI Smileチャプター
同志社校友会大阪支部 士の会：事務局長
BATONZ（M&A・事業承継支援）：認定アドバイザー
- 事務所の特徴
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事務所情報掲載日：2024年1月23日｜
更新日：2024年4月1日
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