弁護士×税理士のワンストップサービスで依頼者ファーストを実現

大阪府大阪市の難波エリアで、大阪府はもとより全国からの相続相談に応えている、弁護士法人植田法律会計の代表である植田諭弁護士・税理士。弁護士と税理士のダブルライセンスをお持ちで、税理士である父と共に、法律トラブル、相続税、不動産登記に至るまで、相続に関する手続きをワンストップで提供しています。
人と接することが好きで、今日という日を大切にしていらっしゃるという植田先生に、そのバイタリティの源と相続業務へのこだわりについて、お話いただきました。
雑談を通したコミュニケーションで本質を捉える
まずは相談にいらっしゃる依頼者について教えてください。どのような相談でいらっしゃる方が多いですか?
大きく分けると遺産分割や遺言書作成、相続税申告についてのご相談ですね。漠然と相談に来られる方より、「相続人がどこにいるか分からない」「実は隠し子がいた」といったすでに揉めている状態で、相談にいらっしゃる方が多いです。
揉めているのは、感情的になっていて血のつながった相続人同士の場合もありますし、義父母と配偶者で揉めているケースもありますね。
感情のしこりがある依頼者に対峙する際、どういった心がけをされていますか?
相談に来られる依頼者の方は、これまで積み重なった複雑な感情があると思っているので、まずはすべてお話いただき聞くことを大切にしています。そのうえで、相手方のお気持ちも踏まえつつ、客観的な視点で分析するようにしています。
依頼者からの情報を聞いているだけの状態ですので、相手方を考慮した譲歩案も取りながら依頼者の方に寄り添うようにしています。100か0の解決をすると、どちらかに遺恨が残ってしまいますから。
この点が難しいところではあるのですが、私は弁護士として一番力を入れていきたいと思っています。特に相続では愛情の裏返しな部分が多くあって負の感情がものすごいですね。「第三者に殴られました」「浮気されました」といったことではなく、それこそドラマみたいな展開になったケースもあるんです。
ただ、その感情をぶつけるだけでは解決しません。主張すべきところを主張するのは当然ですが、憎しみをそのまま、裁判所に訴えかけるのではなく、法律家として冷静に裁判所に理解してもらえるように伝えることが大切です。
プライベートな話を引き出すのは、難しそうですね。
難しいですが、一番大事なポイントだと思っているんです。まずは何をするにしても信頼関係を作るところがスタートですから。なので相続に関係ないようなことでも話してくれるように、日頃からの雑談を大事にしていますね。
事務所のエレベーターまでお送りするときや、裁判の待ち時間などわずかな時間でも、色々な雑談を通して、依頼者の方との関係性を築くようにしています。
もともと、人と接することが大好きですし、車やファッションなど、色々なことに興味があるので、引き出しは多いと思っています。
あとは、変に萎縮されるような弁護士にはなりたくないと思っています。なので、なんでも聞きやすいと思っていただけるように、服装もカジュアルにしていますし、返信の早さにもこだわっています。何かあれば、依頼者とは土日であってもLINEなどで返信するように心がけています。
相手のことも考えるというのは、依頼者の方にはどういうアプローチでご提案されるのですか?
当然相手の言い分もあるので、100%主張を通すのではなくて「相続の問題は家族間の問題のため、和解で解決することが多いのですが、和解だからこそ、相手のことも考えて双方が納得する方がいいのでは?」というお話をすることが多いですね。
以前、在籍していた事務所の所長に教わったのですが、100と0だとどうしても遺恨が残ってしまうと。しこりが残ったままだと、本質的な解決にはつながらないので、譲歩できるところは譲歩するといった風に提案することが多いですね。

「弁護士×税理士」によるワンストップサービス
弁護士法人植田法律会計について、お聞かせください。植田先生以外のスタッフはどのような資格をお持ちですか?
父が税理士で、もともと奈良県で事務所を開いていました。一緒に働くことが夢でもあったので、今は大阪で合同でやっています。ほかにも、不動産登記に関する知識、ノウハウもありますので、不動産登記まで対応することができます。
事務所のコンセプトが「依頼者ファースト」なので、スピードやコストを考えても、メリットがあると思っています。相続で揉めるケースが多いというのは、ある程度金額が大きい場合なんですね。相続税は10か月の期限がありますし、トラブル解決と並行して進めないといけません。
法律トラブルの処理と相続税申告の処理は考え方に異なる点があり、税理士としての観点からアドバイスもできます。法律トラブルは弁護士に、相続税申告は税理士に依頼する方が多いかと思いますが、料金もフルで双方にかかりますし、弁護士と税理士との連携を密にしなければなりません。それに比べ、私は両方を1人で処理しますので連携は不要ですし、弁護士の料金、税理士の料金をフルの2倍でいただくこともありません。また、紛争性が低い相続についても対応しているので、相続全般の相談にお応えできる体制になっています。
依頼者はどちらにお住まいの方が多いのでしょうか?
大阪府南部を中心に、近隣地域の依頼者も多くいらっしゃいます。事務所が大阪のミナミと呼ばれる難波エリアにあるので、兵庫や奈良、和歌山からも電車一本でアクセスできますね。
また、相続人が遠隔地にお住まいで、亡くなられた方が大阪府にいらっしゃるというケースもよくあります。裁判所の管轄は亡くなられた方の最終居住地になりますので、ご来所が難しい方はオンライン面談もしています。居住地の弁護士に依頼すると、裁判所への出廷による費用がかかってしまいますので、遠慮なくお声をかけてほしいですね。
依頼者は来所されることが多いのでしょうか?
そうですね。ただ、先ほどお話したような遠隔地の方にはオンライン面談もしていますし、ご要望があれば出張もしています。また、平日の営業時間内の来所限定ですが30分無料相談をしています。
相続手続きについては、画面や声だけでは掴みきれない情報はとても多くあります。依頼者の方には安くない金額がかかってきますので、しっかりと依頼者の顔を見て、ご持参いただく資料を拝見し、トラブルの実体を把握したいと思っていますから。

「勝つ」よりも大切なことを考えた対応を
印象に残っているご相談について教えてください。
相続の案件ですと、遺産分割協議書の有効性が争いになり、数年かけて解決に至ったものがあります。遺産額も大きく、争いもとても激しく、とても大変でしたが、やりがいのある事件でした。
また、依頼者の方にとっても満足のいく結果になったのではないかと自負しています。この件は遺産額が大きいため、法律的な視点と、相続税申告の視点、そのあとの不動産登記が必要な事案でもあったため、弁護士と税理士のダブルライセンス、不動産登記手続きができる私にはうってつけの事件であったと感じています。
それは依頼者の方からすごく感謝されますよね。
当初ご相談にいらっしゃった段階の見通しとしても、非常に複雑で困難な事件となることが予想されましたので、自然と力が入りました(笑)
長期になる案件は依頼者の方との信頼関係も大切になるので、先に伝えたコミュニケーションは大切にしていきたいですね。
依頼者の方からよく「私勝てますか?」と話を聞かれることが多いのですが、僕は、まず勝てるかどうかではなく、依頼者の方がどうしたら早く解決し、満足いただけるかを考えます。そして、相続全体のバランスを相手の主張をみながらアドバイスするようにしています。お金や権利も大切ですけど、そのあとも、みんな生きていくわけですから、双方ベストな着地点を探っていくかたちですね。

かけがえのない時間を無駄にしないためのお手伝い
今後考えていらっしゃる展望を教えてください。
私自身、法律、税金以外のこともたくさんやりたいことがあります。相続に関していえば、できるだけ相続の問題が起きたときに相談できる場所を提供することです。
依頼者の方に良く言われるのが「早く相談しておけば良かった」「どのように弁護士、税理士をさがしていいかわからない」と言った声をたくさん聞きます。これを聞くとまだまだ弁護士、税理士というのは遠い存在であり、アクセスがしにくいんだなと感じます。今後は、動画配信や相続に関する講演会・相談会に力を入れて、情報を発信し、相続に関して困っている方に若者、高齢者など年齢層に応じた窓口を広げていくことを考えています。
私は大阪弁護士会の遺言・相続運営委員会という委員会に所属しており、「良(よ)い遺言の日」の4月15日、「良(い)い遺言の日」に講演会と無料相談会を開催していて、すごくたくさんの方がきてくれるんです。相続に関して弁護士に相談するという道を知らない方が多いので、その裾屋を広げていく活動をしていきたいですね。
相続のお悩みを抱える方が、弁護士に相談するという選択肢を持つ方が少ないということでしょうか?
そうですね。特に年配の方はインターネットで検索して調べない人も多いですし、お子様に探してもらっても情報が多くて困ってしまうという声もよく聞きます。
相続税申告が必要な方や、相続登記を進めていない方も少なくありません。また、司法書士に相談するのか、弁護士なのかはたまた役所に相談するのかなど、迷われる方も大勢いらっしゃいます。
講演会などにこちらから積極的に出向いて行けば、弁護士に相談するという道があることを広く知っていただけると思っていますね。
最後に、相続に悩まれている方や、専門家に相談するか迷っている方にメッセージをお願いします
弁護士、税理士は皆さんにとって、身近でない存在かもしれません。私としては悩んだり、不安に思ったら、何でもいいから相談して欲しいと思いますね。
よく相談の最後に「話を聞いてもらってすっきりした」「何か光りが見えた気がする」「ほっとした」などのお声をいただくことが多いですがそれで充分だと思います。「相談前はどんな先生がでてくるのかドキドキしてたけど、意外と話してみると話しやすかった!」と言われることもあり、「僕って見た感じそんなに怖い?」とスタッフに聞くこともあります(笑)
特に僕は弁護士、税理士になるまで色々なことに興味をもって、色々なことに挑戦し、色々な経験、体験をしてきましたので、その分引き出しは多いと思います。そして、それが色々な形で事件解決に役立っていると自負しています。時間は有限で、一瞬一瞬がとても大切です。今日が1番若いですし、過去にはもう戻ることができません。だからこそ、悩み続けるよりも、是非相談して1分1秒でも大切な時間を大切な人とともに使ってもらえたらいいなと思います。相続でのトラブルでも同様と思います。
かけがえのない皆様の時間を大切にしていただくためにも、お気軽にご相談ください。
プロフィール
弁護士法人植田法律会計
弁護士・税理士 植田 諭
和泉市出身
明星高校卒業
同志社大学法学部法律学科卒業
九州大学大学院法務学府実務法学専攻卒業
司法試験合格
最高裁判所司法研修所 入所(69期)
弁護士登録(大阪弁護士会)、大阪市内の法律事務所で勤務
令和3年4月:植田総合法律事務所 開設、税理士登録(近畿税理士会)
令和6年6月:弁護士法人植田法律会計を設立
大阪弁護士会:第54950号
近畿税理士会:第145790号
大阪弁護士会:総合法律相談センター(中小企業支援センター)運営委員会所属
大阪弁護士会:遺言・相続センター運営委員会所属

取材を終えて感じた先生の人柄
「バイタリティとポジティブの塊」といっても過言ではない植田先生。「今日が一番若い」というのは当たり前ですが、実際に感じながら暮らしている人は少ないのではないでしょうか。
「依頼者ファースト」をモットーとし、弁護士と税理士のダブルライセンスを駆使しながら、依頼者の方の負担軽減を常に意識されていることが印象的でした。聞き上手で話し上手、いろんなことに興味を持って取り組んでいるからこその引き出しの多さに圧倒されました。
弁護士として税理士としてだけでなく、相続のトータルサービスを実現すべく活動していらっしゃいます。奮闘というより湧き出るアイディアの実現に向け軽やかに疾走しているように感じられました。
この専門家に相続のお悩みを相談
【受付時間】平日 9:00〜18:00
土曜 10:00〜17:00
事務所概要
- 名称
- 弁護士法人植田法律会計(弁護士 植田 諭)
- 資格者
- 弁護士・税理士 植田 諭
- 所在地
- 大阪府大阪市浪速区湊町1丁目3番1号 湊町リバープレイス6階6号室
- 電話番号
- 050-7586-0484
※「相続プラスを見た」とお伝えいただくとスムーズです
- 営業時間
- 平日 9:00〜18:00/土曜日 10:00〜17:00
※ご予約で営業時間外の相談可能
- 定休日
- 日曜日・祝日
- 対応エリア
- 中央区を中心に、大阪全域
- 所属
- 大阪弁護士会:第54950号
近畿税理士会:第145790号
大阪弁護士会:総合法律相談センター(中小企業支援センター)運営委員会所属
大阪弁護士会:遺言・相続センター運営委員会所属
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メールで相談する事務所情報掲載日:2025年7月28日
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