相続の不安に、確かな経験と判断力で応える地域の法律専門家

東京都、千葉県、茨城県に10箇所の拠点を構え、相続トラブル解決に注力したサービスを展開している、弁護士法人リーガルプラスの宮崎寛之弁護士。千葉県の成田市にある成田法律事務所で、設立当初から15年にわたり地域のお客様の問題を解決してこられました。新しい情報にも積極的に目を向け、常に学びの姿勢を持ち続けながらお客様と真摯に向き合っておられる宮崎弁護士に、お話を伺ってまいりました。
複雑なお悩みを分かりやすく的確に整理する
まずは、相続の相談にいらっしゃるお客様のことについてお聞かせください。どのような状況の方がご相談に来られることが多いですか?
基本的には、相続が発生したものの、どのように遺産分割してよいのか分からずお困りの方や、すでに他の相続人との間でトラブルになっている方が多い印象です。「相続に備えて遺言書を作成したい」というご相談も一定数ありますが、その割合は全体の10%にも満たないかと思います。実際には、すでに紛争に発展しているケースや、もともと他の相続人との関係が良好でなく、今後トラブルになる可能性があるため、どう対応すればよいかを相談される方が多数です。
そういった、すでにトラブルになってしまっているお客様への対応で、先生が心がけていることなどがあれば教えてください。
特に初回のご相談では、お客様のお話の中から重要なポイントを的確に整理して把握することを意識しています。特に紛争性のある相続では、交通事故のような偶発的な出来事とは異なり、過去20年、30年にわたる感情的な対立やわだかまりが背景にある場合も珍しくありません。そのため、ご相談内容が非常に多岐にわたることがあり、すべてを詳しくお話いただくと何時間あっても足りないこともありますので、適切なアドバイスをするためにも、全体像の把握が重要と考えています。
もちろん、お客様の感情面のフォローも疎かにはしません。相談に来られるお客様はそもそも何か不安を抱えていらっしゃっているので、想いをしっかり聞かせていただいた上で、「何がベストか」を一緒に考えていくようにしています。

長い時間がかかったからこそ深く心に残るご依頼
これまでご相談にお応えしてきた中で、印象に残っているお客様とのエピソードはありますか?
今までで一番長く、解決するまで7年かかったご依頼がもっとも印象的です。遺産分割の内容から、遺言が効力を有するかどうか、その他にも遺留分など、争点が多くあったご相談でした。そのお客様と、7年ものお付き合いがある中でさまざまなやり取りを行いながら、最終的には「お世話になりました」「ありがとうございました」と感謝していただけましたね。長年同じ方とずっとお付き合いするというのは、これまでの弁護士人生でも珍しい経験でした。
事務所についてお伺いします。現在事務所は何名体制ですか?
成田事務所は弁護士が2人、スタッフが3人ですね。お客様の対応は基本的に弁護士が対応いたします。ただ、事情の聞き取りや書類作成で事務局が入ることもあります。なお、法人全体としてのコールセンターがありますので、新規のお客様はまずこちらにご連絡いただくことになっております。
基本的には対面でのご相談が多くなってます。当事務所へのご来所が難しい方に対しては出張相談や、電話などのオンライン対応もしています。相続に関する資料が多い場合などは、分かりやすくご説明したいため、なるべく対面でやるようにしています。
お客様はどのようなことがきっかけでお越しになる方が多いですか?
リーガルプラス全体としては、コールセンターからのご案内をきっかけにご相談いただくこともありますが、ご紹介によるご来所も多いです。成田事務所は開設から15年になりますが、私はその立ち上げ当初からずっと在籍しております。
以前対応させていただいたお客様が、今度は相続のご相談で再び来てくださったり、お知り合いをご紹介いただくこともあるんです。また、顧問先企業からのご紹介や、他の専門家の先生から「相続に関する紛争があるのでお願いできませんか」とご依頼いただくこともあります。

地元に根差した弁護士としてお客様の力になりたい
先生のご経歴についてお伺いしたいと思います。弁護士を目指されたきっかけがあれば教えてください。
まずは、地元の自然が多い環境が好きだったので、戻ってきて働きたいと前々から思っていました。法学部だったので選択肢のひとつとして弁護士があったので、弁護士をやってみよう、と思ったのがきっかけです。
大学の講義で、実務家教員として実際の弁護士の先生がする講義を受けたときに、その先生の「司法試験は、諦めなかった人が受かる試験です」という言葉も印象的でした。「それなら頑張ってみよう」という決心がつきましたね。
リーガルプラスに入る前のご経験で、今の業務にこれが生かされているなと感じるものはありますか?
業務に活かされていると感じるのは、高校時代の部活動での経験です。部活動では社会人のOBの方々と関わる機会が多く、自然と年上の方とのやり取りに慣れることができました。そのおかげで、弁護士として仕事をはじめた当初から、年齢の離れた方とのコミュニケーションにもあまり抵抗がなく、スムーズに対応できていたと思います。
今では弁護士として15年が経ち、年齢的にも40代になりましたので、より自信を持ってやり取りできるようになりましたが、若い頃から比較的物怖じせずに対応できていた点は、自分の強みの1つだと感じています。

今後ますます増えていく相続分野に注力したい
これから進めていきたい取り組みや展望などがあれば教えてください。
しばらくは相続のご相談が続くと感じており、今後もより一層、相続分野に注力していきたいですね。また、私自身も40代に入り、仕事の進め方やお客様との関わり方がこれまでとは少しずつ変化してきていると感じています。
年齢を重ねたからこそ伝えられる言葉や、受け取られ方の重みがあると思うので、そういった部分も大切にしながら依頼者の方との信頼関係を築いていけたらと。同時に、実務の内容も日々変化していますので、現状に甘えることなく、新しい知識や制度にも積極的に目を向け、常に学び続けていきたいと思っています。
最後に、相続に悩まれている方や、専門家に相談するか迷っている方にメッセージをお願いします。
まずは、気軽にご相談にお越しいただければと思っています。法律相談だけで終わる方も多くいらっしゃいますし、相談に来たからといって無理にご契約をお願いすることもありません。
最近はインターネットでも、相続に関する情報が溢れていて、正しいものもあれば、誤解を招くような内容も少なくない。その情報が本当に自分のケースに当てはまるのかを判断するのは、専門知識がないとなかなか難しいものです。ですから、「インターネットにこう書いてあったんですが、本当ですか?」といった形でご相談いただくのも大歓迎です。おひとりで悩んだり、さまざまな情報を見て混乱してしまうより、短時間のご相談で気持ちが整理できることもあると思います。
当事務所では無料相談も実施しています。たとえその場でご依頼に至らなかったとしても、信頼できる弁護士だと感じていただければ、何かあったときに思い出していただいたり、ご紹介いただけるだけでも嬉しいです。どうぞ気負わず、お気軽にご相談いただければと思います。
プロフィール
弁護士法人リーガルプラス
弁護士 宮崎 寛之
中央大学法学部 卒業
中央大学大学院法務研究課 修了
千葉県弁護士会:第40146号

取材を終えて感じた先生の人柄
相続は感情的な対立が長年積み重なっていることも多く複雑なもの。そのような複雑な背景にも丁寧に向き合い、問題の全体像を的確に整理しながら解決へと導いてこられた宮崎弁護士。成田の地に根ざして15年、再訪される依頼者や紹介で訪れる方も多いというお話から、積み重ねてきた信頼の厚さが伺えます。
高校時代に年上の方々と多く関わっていた経験から、どのような世代の方とも自然に信頼関係を築くのが得意な宮崎弁護士。はじめての方でも、気負わず相談できる落ち着いた雰囲気が印象的でした。「不安をお持ちのお客様の想いを聞き、何がベストかを見つけていく」というお話からも、先生が相談者の不安を安心へと変える、頼れる存在だと確信したインタビューとなりました。
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【受付時間】平日・土曜 9:00〜20:00
事務所概要
- 名称
- 弁護士法人リーガルプラス 成田法律事務所(弁護士 宮崎 寛之)
- 資格者
- 弁護士 宮崎 寛之
- 所在地
- 千葉県成田市花崎町800-6 丸喜ビル5階
- 電話番号
- 050-7586-9909
※「相続プラスを見た」とお伝えいただくとスムーズです
- 営業時間
- 平日・土曜 9:30〜18:00
- 定休日
- 日曜日・祝日
- 対応エリア
- 成田市を中心に、千葉県全域と周辺地域
- 所属
- 千葉県弁護士会:第40146号
- 事務所の特徴
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メールで相談する事務所情報掲載日:2025年7月23日
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