東京都 48歳男性
2024年9月掲載- 相続発生
- 2021年
- 発生から着手まで
- 亡くなってから3ヶ月以内
- 相続発生から完了まで
- 約1年
- 財産総額
- 1000万円~2500万円未満
現金・預貯金/自宅(家・空き家・土地など)
- 負債総額
- 負債を相続していない
- 家族構成
※投稿者は代理人年齢(性別) 被相続人との関係 被相続人 75歳(女性) 本人 相続人1 72歳(女性) 配偶者 相続人2 48歳(男性) 長男 相続人3 45歳(女性) 長女
遺言書の無い相続で家族関係がぎくしゃく、専門家の助けが欲しかった
相続トラブルに直面したことで、家族間での事前の話し合いと準備がどれだけ重要かを痛感しました。遺産が少ない場合でも、相続手続きは非常に複雑で時間がかかることを実感しました。今後相続を行う方には、事前に遺言書を作成すること、資産や負債の詳細を家族と共有することを強くお勧めします。また、専門家に相談することで手続きをスムーズに進めることができるので、必要に応じて専門家への依頼も検討することをお勧めします。
相続全般について
相続手続きを行う中で大変だったこと、面倒だったこと
相続手続きで特に大変だったのは、父の銀行口座の把握と解約手続きです。父は複数の銀行に口座を持っており、それぞれの口座の存在を把握するだけでも一苦労でした。平日に休みを取ることが難しく、銀行の営業時間内に解約手続きを行うために時間を調整するのが大変でした。特に、口座が5つもあり、全ての手続きを完了するのに1ヶ月以上かかりました。また、父が所有していた不動産の評価額の確認と手続きも時間がかかりました。父は家と空き家を所有しており、その管理や評価を専門家に依頼せずに自分たちで行うのは非常に手間がかかりました。不動産の評価額を確認するために何度も現地を訪れたり、役所に出向いたりする必要がありました。これらの手続きが平日のみの対応であったため、仕事の合間を縫って手続きを進めるのは非常にストレスフルでした。
事前にやっておけばよかったとこと、後悔したこと
事前にやっておけばよかったと後悔しているのは、父に遺言書の作成を依頼しておかなかったことです。父は家族との関係が良好であったため、遺言書の必要性を感じていなかったようですが、実際に相続手続きを進める際には、遺言書があればもっとスムーズに進行できたと思います。また、父が所有していた不動産についての詳細な情報を事前に把握しておくべきでした。父はすべての管理を一人で行っており、不動産の評価額や管理状態について家族が詳しく知らなかったため、手続きが遅れました。さらに、銀行口座の情報や保有資産についても事前にリストを作成してもらっておけば、手続きがスムーズに進んだと思います。父が亡くなってから急いで情報を集めることになり、その過程で多くの時間と労力を費やしました。事前にエンディングノートや資産リストを作成してもらっていれば、相続手続きがもっと効率的に行えたと思います。
事前にやったこと、やっておいてよかったこと
事前にやっておいてよかったことは、父が生前に住宅ローンの完済を済ませていたことです。これにより、相続手続きにおいて負債の処理に時間を費やすことがなく、スムーズに手続きを進めることができました。また、父が自分の資産についての概要を家族に共有してくれていたことも非常に助かりました。特に、父の預貯金の詳細や不動産の管理状況について、生前に簡単なメモを残してくれていたことで、手続きを進める際に大いに役立ちました。さらに、父の葬儀後すぐに相続手続きに取り掛かるよう、家族間で事前に話し合っておいたことも良かった点です。これにより、手続きを先延ばしにせず、迅速に進めることができました。
相続トラブル
トラブルの内容
相続トラブルは、私と姉との間で発生しました。父が亡くなった後、姉が父の遺産の分割について自分に有利な主張をし始めたことが原因です。特に、父が所有していた不動産の価値について意見が対立しました。姉は、不動産の価値を低く見積もり、現金の相続分を多く主張しましたが、私は不動産の価値が高いと考えていたため、公平な分割を求めました。さらに、姉は父の遺言書が無いことを理由に、自分の主張を押し通そうとしました。このため、相続手続きが停滞し、家族間の関係もぎくしゃくしました。
トラブルをどう解決したか
相続トラブルを解決するために、姉と私は第三者を交えて話し合いを行うことにしました。まず、双方が納得できるように、不動産の専門家に依頼して不動産の公正な評価を行いました。その後、評価額に基づいて遺産を公平に分割するための具体的な計画を立てました。また、家族会議を開催し、全員が納得できる形での相続分割案を作成しました。最終的には、姉と私が歩み寄り、双方が納得できる形で遺産を分割することに成功しました。このプロセスで、相互理解と妥協が重要であることを実感しました。
トラブル発生から解決まで
6か月
トラブルについて専門家に依頼しましたか
専門家に依頼していない
専門家に依頼しなかった理由
専門家に依頼できるほど遺産が無かったことと、遺産分割に納得していなかったのが姉だけだったので、家族間で話し合いで解決したかったからです。家族の絆を大切にしたいと思い、できるだけ円満に解決することを目指しました。
専門家に依頼しなくて良かった点・悪かった点
専門家に依頼しなかったことで費用を節約できた点は良かったです。また、家族間の話し合いを通じて、相互理解を深めることができたことも大きな収穫でした。しかし、悪かった点としては、手続きに時間と労力がかかったこと、特に法律や不動産の知識が不足していたため、情報収集に多くの時間を費やさざるを得なかったことです。また、話し合いの中で感情的になる場面も多く、ストレスがたまりました。専門家がいれば、もっとスムーズに進んだかもしれません。
専門家に依頼しなくて大変だったこと
専門家に依頼しなかったため、相続手続きの書類作成や提出が非常に大変でした。特に、不動産の評価や分割に関する法律的な知識が不足していたため、情報収集に多くの時間を費やしました。また、姉との話し合いが難航し、感情的な衝突が多発しました。専門家がいれば、第三者の視点から冷静に対処できたと思いますが、自分たちだけで進めたため、話がなかなかまとまらず苦労しました。
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