大阪府 67歳男性
2023年12月掲載- 相続発生
- 2022年
- 発生から着手まで
- 準備を始めたのは相続発生(被相続人死去)から1週間以内、預貯金等の相続手続き実務に着手したのは相続発生から1か月以内
- 相続発生から完了まで
- 約6か月くらい
- 財産総額
- 1000万円~2500万円未満
現金・預貯金/自宅(家・空き家・土地など)/有価証券/保険
- 負債総額
- 負債を相続していない
なし
- 家族構成
年齢(性別) 被相続人との関係 被相続人 92歳(女性) 本人 相続人1 67歳(男性) 長男(投稿者) 相続人2 64歳(男性) 次男
老後の介護、最後の看取り、相続実務もそれほどの費用はかからない。
相続と直接関係ないが、多くの場合、亡くなる前に数年以上、介護あるいは入院が必要となる。その際の費用を気にする人が多いと思うが、大半は保険と本人の年金で賄える。故人及びその介護をするであろう相続人の方々には、これらの老後への備えの預貯金などをたくさん残して切り詰めた生活をするより、親には元気なうちはやりたいことをやっておく、不必要に多額の預貯金を残す必要はないと強くお勧めする。
相続全般について
相続手続きを行う中で大変だったこと、面倒だったこと
被相続人(故人の母)、私、およびもう一人の相続人の次男がそれぞれ関東、大阪、東北に在住。市役所に、法定相続人確定のための戸籍関係書類を発行してもらうため、および変更登記のための法務局への届け出には大阪から関東に出向く必要があった。また銀行・証券口座が合計5口座あり、申し込みと引き出しのために数回店舗訪問が必要。これは大阪の支店でOKだったが、遠隔地に住む次男の署名捺印の郵送・返送(一部不備があったため再送含む)に時間がかかった。また、故人の住居(マンション)の遺品整理と清掃に、3回大阪から関東まで行った。遺品整理は気になる品、知らなかった写真などが出てきて、すべて持ち帰り、遺品分けは不可能で割り切りが大変だった。不動産の移転登記はなんとか自力でやったが記入要領の理解に時間がかかった。
事前にやっておけばよかったとこと、後悔したこと
事前に、遺品となった品々について、大切なもの、そうでもないものなどもう少し話を聞いておけば良かったと思うが、一方で最後の5年程度は前半は弟の単身赴任先に身を寄せ、その後は介護施設に入居していたので、これも仕方ないことと今では思う。
事前にやったこと、やっておいてよかったこと
弟と相続手続きの進め方の相談。相続発生時に瞬間的に決めた。弟はまだフルタイム勤務、私は退職後のパートタイム勤務なので、私がすべて手続きすることで合意できた。
相続登記(不動産の名義変更)
相続登記をした不動産
自宅(アパート・マンション等の集合住宅)
不動産の所在地
茨城県
相続発生から登記の着手まで
3か月
登記の着手から完了まで
3か月
相続登記は専門家に依頼しましたか
専門家に依頼していない
専門家に依頼しなかった理由
幸い役所に行く時間があり、不動産の数も少なかったので、専門家に依頼すると100万円程度かかると聞いていたので自力でやることにした。大部分はネットに法務局が公開している情報、一部法務局の窓口で口頭で確認することで手続きできた。
専門家に依頼しなくて良かった点・悪かった点
費用がかからなかったこと、および不動産登記、相続性の計算方法の知識を得たこと。私には今後関係ないが知人の相談に乗ることができるし、一般常識としてある程度基準地価、特に農地の課税方式などを知っておくことは有用と思う。悪かった点は、書類記入に時間、労力がかかったこと。また、もしかしたら少しだけ課税額を圧縮できたかもしれない(必要経費の参入範囲など)こと。
専門家に依頼しなかったことで大変だったこと
遠方の役所にでかけること、戸籍に関係する書類の取り寄せ。
相続税・生前贈与・相続放棄
相続税
101万円~500万円
控除の利用
基礎控除、生命保険の控除
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